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ふとんのエッセイ集

読者と作者のすれ違い~なろうの機能にて~

作者: ふとんねこ


 こんにちはー、ふとんねこです。最近エッセイはゆるゆる連載の方で書いていたのですが、今回は真面目だし長いしで、こうした1本のものにしっかりまとめることにしました。


 読み手様にも書き手様にも、少し視野を広げてほしい、認識の相違によるすれ違いのお話でございます。

 ゆるりとお付き合いいただけたら幸いです。



 さて、作者ふとんねこ、普段は書くのに忙しいのでなろうでは基本的にあまり読みません。

 好きなものをさがしに行くのも大変なので、お気に入りユーザー様方の新作を読ませていただくのが一番手っ取り早いし追いかけやすいんですね。

 しかし、エッセイはそこそこ読んでいます。作品数が多いジャンルではなく、文字数も少ない短編ばかりですから、日間ランキングを見れば主要なものは大抵読むことが可能です。


 さて、そこでは感想欄を見ることがよくあるのですが『感想・評価・ランキング』等の作者側・読者側が分かれるエッセイですと、時折興味深い感想を見かけます。


「そんな機能があるんですね!」

「評価は平均点が出るんですか?」

「ブクマは点数になるんですね……」

「感想ってそんなに嬉しいの?!」


 そう、なろうの機能面における作者側と読者側(主に読み専)とのすれ違いの様子であります。

 確かに、読むことのみを目的とする読み専の皆様にとっては、書き手が重視する機能なんて必要ないので知らないのは当然でしょう。


 それを責める理由もありませんし、別に仕方がないと思うだけであります。


 しかし、作者側にはそれを知らずに読者側を(なじ)ってしまう者もおり、両者の溝はなかなか埋まりません。

 なので、作者側の皆様は視野を少し広げて読み専の皆様の視点でもってなろうを見てみましょう。同時に作者側からも見えないことがあると読者側には理解してほしいです。

 視野狭窄、というのは壮大な世界を描いてこその物書きにとっても、コミュニケーション必須の世界に生きる普通の人としても良くないですからね。


 規約はともかく、使う予定のない機能のマニュアルなんて読みませんよね。

 なので上記の『ブクマ・評価・感想 (ついでにレビューも)』について軽くまとめるのと、最近見かけて少し悲しくなったランキングタグへの誤解についても書こうと思います。



 まずは『ブックマーク』


 こちらは読み手が作品にポチッと付けるものでして、イメージとしては置いてあった本を「気になる、読んでみよう」と本棚に入れて「読んでいる」状態にするための機能であります。

 ユーザーしか使えません。しかし非ユーザーであってもウェブページに星を付けてお気に入りにすれば良いので、あってもなくても、ですかね。

 お手軽に付け外しが可能です。


 これが1つ付きますと、作品には2ポイントが入ります。そして外れると2ポイントは消えます。

 なので評価と同じく点が欲しく、読んでもらっている実感が欲しい作者は「ブクマしてくれ!」と求めるわけです。



 お次は『評価』


 こちらも読み手が作品にポチッと付けるものですね。

 作品の最新話(最終話)の下にあって、文章評価とストーリー評価の2つが各々最大5ポイント、つまり合計で最大10ポイントを付けることができます。そして付け外しは自由で、外れると作品に入ったポイントは消えます。

 こちらもユーザーのみが使える機能ですね。ポイント至上主義的な雰囲気のあるなろうにおいて、最大で10ポイント、最小でも2ポイント(ブクマに等しい)となる評価点は、かなり重要な存在なのです。


 その重要性、そしてユーザー各々の裁量に任されている評価基準、作者にしか見えない平均点……これらのために、なろうでは度々評価についての議論が勃発するのだろうと考えます。

 詳しくはゆる連載エッセイの2話にて。問題の平均点について書きながら、評価について軽くまとめてありますので、興味があれば是非。


【追記】

 2020年3月に、評価は星5個による表記となりました。

 この星は1つにつき2ポイント。つまり合計は以前の評価と変わらず10ポイントです。

 そして全てのお話の下部に評価フォームが設置されました。

 星になっても付け外し、変更は可能ですので、読者の皆様はどうぞ気軽にお気に入りの作品に星を贈ってくださいね♪



 お次は『感想 (ついでにレビューも)』


 読み手がマナーを守って作品に贈る、その名の通り“感想”であります。レビューはオススメ文のことですね。

 各話の下にあって、今では感想機能のリニューアルで『◯話についての感想』と話数を指定して感想を贈ることができます。

 こちらはポイントに関係しません。


 作者側の設定によって


・ユーザーからのみ受け付ける

・ユーザー以外からも受け付ける

・誰からも受け付けない


 の3つの状態がありますので、非ユーザーの方も是非1度感想フォームを開いてみてください。ログインが必要です、と書かれていなければ書き込み可能です。


 レビューはユーザーしか書けません。どうしてもオススメ文が書きたくなったら手早くユーザー登録してしまえば良いと思います。レビューはとてもレアなので。


 感想返信について、必ずすべしと言う義務はありませんので、万が一返信がなくても怒らないであげてください。

 しかし自分から「感想求む!」と宣伝している作者様はきちんとお返事しましょうね。


 感想やレビューは、ポイントにこそなりませんが、それ以上に作者のモチベーションを左右します。なので、読者側の方で読んでいる作品が「あまりポイントが伸びていない」「更新ペースが落ちてきている」ようでありましたら「面白いです。応援してます!」と一言でいいので贈ってみてください。

 弱小作者はかなり救われます。それでもエタったら、その作者は物書きとしてそれまでだったと言うことです。

 エタりそう、エタった、と文句を言う前に、読者様自ら作品と作者に一言でも届けてみてください。



 そして最後に。誤解されているらしい機能『ランキングタグ』について。


 読み専の方だけでなく、書き手の中にもこの機能についてよく知らない方は多いのではと思います。

 かく言うふとんねこも、使用してはおりますが全容の把握には至っておりません。公式のマニュアルに手を借りつつ、こちらを書いていきます。


 ランキングタグは、その名の通り、ランキングサイトに登録してそのランキングを貼っておいたりできる機能らしいです。

 目次ページの1番下、各話の下に設置することが可能です。

 それから、各HTMLタグの使用もできるので、自サイトや自分の他の作品へのリンクを貼って宣伝/呼び込みに使うことも可能です。


 ここで私が見かけた悲しいことに関連する『突っ込まれそうなこと』に触れます。


 宣伝行為について、なろう内で禁止されているのは「過剰なもの」だそうです。そう判断されるレベルは(またもや)ユーザーの良心に託されているところがあるようで、他者の作品への感想やレビューに「 私の作品読んで評価しろ!」しか書かないこととか、「私の作品は面白いから読め!」と言うだけの作品を投稿するとか、だと考えます。


 なので、ランキングタグに『自分の他の作品へのリンク』『バナー』を貼ることは違反行為ではないのです。

 読者様方には是非知っていてほしいことであります。



 この程度でいいでしょうか。


 普段作者側の機能に触れないから知らない読者側の方々、それに気づかず批判してしまう作者側の方々、お互いの理解と寛容の精神を大切にしていただきたいです。


 すれ違いで起こる争いをなろうではよく見かけます。皆様、のんびり平和にいきましょうよ。喧嘩は良くないのです。


 初めから、こうと決めてかかると止まらない方もいらっしゃいます。それってまさに視野狭窄。あまり良くないことです。

 ネットだから良い、ではなく、ネットだからこそ広い視野をもって寛容な仏のごとし雰囲気で参りませんか。



 さて、いつもエッセイの締めは悩むのですが……書くこと書いたしいいですかね。

 では皆様、ここまで読んでくださりありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。



【追記】

 追記ばかりでお見苦しくて申し訳ありません。

 評価形態の変化について追記したあと、自分の経験と、感想欄を読み直したことから、誤字報告機能についても書いた方がいいと(今更)判断いたしました。


 誤字報告機能は、読者が本文の誤字や脱字を作者に報告することができる機能です。

 ユーザーのみが使用可能で、各話のページの下部にあり、ぽちっとすると編集画面みたいなところに行きます。そこから修正を入れた文章を報告いただけます。


 これに関しても、感想、評価、レビューと同じく受け付けるか受け付けないかを作者の判断で決められます。


 詳しくご存じないという読者様にご配慮賜りたいのが「誤字報告には余分な文章を付けないで!」ということです。


 何故なら……


✕「『はなただ』疑問である」

→○「『はなはだ、が正しいと思います。』疑問である」

(※『』が誤字報告部分)


 という報告を、そのまま適用すると本文で


「はなはだ、が正しいと思います。疑問である」

 となってしまうからです。


 ただ報告だけでは無愛想で心配、と読者様は感じられるかもしれませんがそのまま適用できないと作者は困りますので無愛想で結構。逆にそれこそ助かって、無口な職人さんに思えて格好いいですから。


 また、誤字脱字誤用以外の報告は適用されないことが多いことをご理解ください。

 誤字報告はありがたく、職人の仕事に対して我々書き手はいつも崇め奉るように感謝しておりますが「表現の範囲」「こだわり」に踏み込まれてしまうと書き手としての私は微妙な心持ちとなってしまいます。


 句読点の位置1つで、文章から受ける印象は変わります。

 敢えて違う漢字を使っているときがあります。

 そのキャラ特有の話し方であるときがあります。


 これらに関して、表現に対するこだわりから適用しない書き手が多いことをご理解ください。

 分かりやすい例だとあれでしょうか……「私、○○なンだ」等、敢えて「ん」を「ン」とするやつ。たまに見かけますよね。


 ですから、ありがたくも誤字報告をくださる際は、それが果たして誤字脱字誤用か、表現ゆえなのか、少し考えるお時間をとられてから、お願い致します。



 投稿してから久しいので、追記より上の文章と少し印象が違うかもしれませんね……

 とにもかくにも、追記、失礼いたしました。

 読んでくださってありがとうございました!


※2019.11.27 ありがたいご意見をいただきまして、ブクマのポイントについて少々記述を増やしました。ついでに評価点についても「外れるとないなる」との旨を入れておきました。


※2020.9.10 そう言えば評価の形態が3月に変わったことを思い出したので、評価の部分に【追記】と言う形で付け加えさせていただきました。


※2020.9.11 更に追記で申し訳ない。

誤字報告機能についても最後に【追記】として書かせていただきました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] めっちゃ分かりやすかったです! 特に、「読者と作者のすれ違い」という観点が分かりやすかったし、面白かったです\(^o^)/
[良い点] うん。 なろうのマニュアルより、判りやすいマニュアルって感じですね。 こういったエッセイへ、なろう側のマニュアルからリンクを張ってゆけばよいのになぁ(笑) [一言] ほかの読者さんが書い…
[良い点] 優しく丁寧になろうの機能について説明してくださっているのが有難いです。 書き手の方、読み手の方、両方に向けた内容なのも嬉しいですね。 書き手は読み手の、読み手は書き手の気持ちがわかる内容だ…
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