何故ダークで悲恋な作品は読まれないのか
まず、今日における『ダーク』がどういう状況なのかをデータとして提示しよう。
2019年1月1日以降に初投稿され、今日(5月8日時点)までにダークを含む作品がどれだけ投稿されてきたのかを集計した結果がこれだ。なお、『ダークエルフ』の数が多かったのでそれは名指しで除外しておいた。
連載中ALL;1,886作品
一万pt以上:3作品(最大ブックマーク5000前後)
1000~1万pt;20作品
それ以外は底辺だ。
1000ptを超えているのは僅か23作品であり、最高総合ポイントでも精々1万5千程度だ。
お判りいただけただろうか、はっきり言って閑古鳥だ。ちなみにブックマーク数で言うと上位45位以下は皆100未満という驚きの底辺率である。2019年度に初投稿してブクマ100に到達した人間は誇っても良いくらいだろう。多分きっとそう。
一方で、2019年以降に投稿された『ハッピーエンド』が付けられた作品のデータはこうだ。
連載中ALL: 1,837作品
1万pt以上:28作品(最大ブックマーク5万)
1000~1万pt:127作品
ハッピーエンドのタグを含む1000pt以上の作品数は155作品だ。もはやダークというタグにマイナスパワーが宿っているとしか思えないレベルの差である。ちなみに、同じようにマイナスパワーが宿っている『悲恋』はと言えば……。
連載中ALL; 1,284作品
1万pt以上:1作品
1000~1万pt: 5作品
( ^ω^)・・・何も言うことは無い。
まぁ、なんだ。世の中どうにもならないジャンルというものは存在する。これを書くのはほぼ自己満足の域と言っていいレベルだろう。闇系の物語は作者は書きたがるが読者は読みたがらないのだ。
それで思考停止してしまえば全てがおしまいなので、一握りの成功している闇系の作品についてちょっと眺めてみる事にしよう。
悲恋タグに関しては、作者が過去に作品を完結させていたり、『ハッピーエンド』などの強タグのパワーを借りる事でマイナスパワーを相殺している所が見受けられる。
つまるところ、作者のこれまでの『実績』が評価されていたり、尚且つマイナスを打ち消すパワーのある物語でなければお話にならないというわけである。
それでもブクマ1000を超えている作品は僅か3作品、正直データと呼べる程のモノもない。
『ダーク』タグに関しても同様、チーレム最強やハッピーエンドタグをぶっこ抜いてしまえば、殆ど過去に別の作品を完結させており、それなりにファンが付いている状態で書き進めているのだ。
つまるところ、救いはないんです。はい。
どうしても闇系の物語を書きたいという人は、まず無難にチーレム最強でハッピーエンドな物語を書いて『実績』を身に付けてからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ファンのお力を借りればランキングに登る可能性も少しは高まるでしょう。
悲恋やらダークやら作者は書いてて面白いのかもしれないが、一般的に求められていないのである。悲しい。悲しいなぁ……。
ダーク♂シリ♂アヌス♂ファンタジーにしたら読者が増えるだろうか。ないよね。はい。
絶望の未来がや~てくる~。
進めど~闇の淵しか~見え~ない。
おお~~なろお~~。
おお~~なろお~~。
はい。すみません。