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「産んでくれと頼んでない」
「産んでくれと頼んだワケじゃないのに!」
何度となくドラマで聞いてきた言葉だ。
コレを私は全否定してこう言おう。
「産まれてきたくて、この世界に降りて来たんだ」と。
「お前は馬鹿か?産まれる意思が無ければ「着床」しなければ良かったのよ?
着床しても子宮なんかにしがみ付かないで、手を離せば良かっただけのコト。
お前の兄か姉のように」
実際、流産を経験していると言葉の重みは更に増す。
「そんな自我も無い時の責任なんか取れるワケない!」と仰るかも知れない。
「だったら、私にも責任は無い。」と切り返そう。
更に追撃しよう。
「いったい、その時に誰が産まれたいと願ったのかな?今でも責任を取れない貴方でしょう?」と。
結局、子供は生まれたいと願って産まれてくるんだよ。
オイラの名前を選んで付けてくれた父親と、頑張って産んでくれた母の許に辿り着いたように。