大宮バニーアイズ
なけなしの金で君を買って
なけなしの愛注いで君を飼って
なけなしの媚びで君は私を誘惑する
私を再び手に入れたくば
その白く輝く可愛らしい肌をお見せになって
殻を破り捨てて 身も心も
すべて解放してしまってよ
その方が君にお似合いよ
君の硬い殻の罪深きこと
君の殻は 初めから嫌いよ
君が必死で隠したがる
その殻の先に見える芯の芯を
露にしてやりたかったの
全部 剥いでこの目で見てやりたかったの
君はあのとき どれだけ見せてくれていたのでしょうね
今の私には 見当もつかない
なけなしの愛で私を満たし
なけなしの気配りで私を鎮め
なけなしの優しさで私は君に手放されたの
離れたからってまた殻に戻らないでよ