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過去の男とめくるめく散文たち

大宮バニーアイズ

作者: 水岡きよみ

なけなしの金で君を買って

なけなしの愛注いで君を飼って

なけなしの媚びで君は私を誘惑する


私を再び手に入れたくば

その白く輝く可愛らしい肌をお見せになって

殻を破り捨てて 身も心も

すべて解放してしまってよ

その方が君にお似合いよ


君の硬い殻の罪深きこと

君の殻は 初めから嫌いよ

君が必死で隠したがる

その殻の先に見える芯の芯を

(あらわ)にしてやりたかったの

全部 ()いでこの目で見てやりたかったの

君はあのとき どれだけ見せてくれていたのでしょうね

今の私には 見当もつかない


なけなしの愛で私を満たし

なけなしの気配りで私を鎮め

なけなしの優しさで私は君に手放されたの



離れたからってまた殻に戻らないでよ

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