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第6話 装備を充実させよう

やっと今回から主人公の能力を解説できます。

戦闘描写は次回以降になりそうです。

『銀翼』一行と別れたシンは、1人何処かへと向かっていた。


まだ酒場などには明かりが灯っていて、通りには依頼達成の打ち上げだと思われる冒険者の姿も確認できる。


だが通りにいる者たちは誰もシンの事を気に掛けない。


違う、正確にはその存在を認識できないのだ。


今から向かう先について誰かに知られる事をシンが嫌って魔法を使ったためだ。


その魔法の名は【完全隠蔽】効果は光の屈折を操作し対象の姿を消し、その上消臭消音効果や探知系魔法の無効化を備えている。


流石に攻撃などのアクションを起こせば気付かれる可能性も有るが、今回は問題無い。


当然シンのオリジナル魔法であり、その危険性故に誰かに教える気は毛頭無い。


仮に知られたりしても必要な魔力量の関係から、他人には劣化魔法としてでしか扱えない代物である。


そんな魔法を使いながらシンが到着したのは、この王都でも誰も寄り付かないような路地裏の先にある小さな空き地だ。


周囲に誰もいないことを確認し、シンは魔力を使い空間を操作する。


自分が通れるだけの時空ゲートを作り、シンはその中に入って行く。


その後には誰もいない空き地しか残っていない。


いつも通り、街の夜は更けていく。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――








ゲートを抜けた俺は魔法を解除する。


「作った俺が言うのはアレだが【完全隠蔽】の性能はマジチートだろ。これが有れば潜入や奇襲なんていくらでも可能だぞ」


そう言いながら、俺は家へと入って行く。


この家も俺が魔法で建てた物だ。


魔法で部分的には便利になっているとはいえ、この世界の文化レベルは中世のそれだ。


現代日本から召喚された俺には耐えがたいものがある。


ここまで語ればある程度予想はつくと思うが、俺は創造の魔法を扱える。


最初は俺の魔力量が少なかったのか、衣服などのちゃちなモノしか創れなかった。


いや、それでも十分すごいんだけどね?


だが今となっては目の前の家だけでなく、イメージ通りの武器や魔法の創造にまで至った。


その結果が各種チート魔法だ。


この家も現代知識を存分に活用して建ててあるし、魔法を使ってかなり快適に過ごすことを可能にしている。


色々と説明したいところだが今はさっさと風呂に入って寝ることにしよう、オヤスミナサイ。





・・・一夜明けたので軽くストレッチなどをした後シャワーで汗を流し、朝食にする。


キッチンには冷蔵庫ポジションの物体はあるが、これは正確には俺が使っている空間魔法を利用したアイテムボックス(食料用)と繋がっている。


傍目には分からないだろうが、アイテムボックスは用途に合わせて分けている。


なので俺が普段使っているカバンは手ぶらだと思われないためのフェイクだ。


それでも荷物少ないと今回みたいに怪しまれそうだな~。


そこは追々考えることにしよう、そうしよう。


俺がキッチンを扱う分にはこんなの無くても問題無いんだが、仮に誰かを招待したときに面倒になりそうだから設置した。


こんな風にこの家は客室も完備してあり、俺以外にもちゃんと利用できるようにしてある。


無論、俺の自室といったような場所には勝手に入れないようにしてあります。


無駄に広い訳ではないのだ、誰かを招いたことは無いけどな! orz


ぱぱっと朝食を平らげた後は自室に籠る。


今日から暫くはギルドには行かない、むしろこの空間から出ない。


昨日の今日で騒がれたくないことと、武器防具を一部新調しそのテストをするためだ。


レオン達が俺が来訪者であることを誰かに言い触らすとは考え難いが、もしもということもある。


これまでは俺的には簡単な依頼であった事もあり、俺の装備もちょっと丈夫なだけの服に刀だけだ。


これから先もこんな恰好で戦ってる姿を見られたりするよりは、キチンと武装していた方がいざとなったら戦果の理由を武器の性能の賜物だと言い張れる。


という訳で武装作成タイム、スタート!






そして終了。


作成途中の描写?そんなの無いよ。


今回は「どうせなら現代日本じゃ扱えない武器にしよう」というコンセプトを基に、ロマン重視で想像し創造しました!


ギャグじゃないよ! 術者のイメージが大切なんだよ!! ホントだってば!!!


作成武器その1:剣

現在俺が腰に差しているのは日本刀だ。

なので今回作成した剣も基本は片刃になっているが、必要に応じて形状を変える事が可能。

刀に始まり、短剣や長剣、大剣を使い分けることができるわけだ。


作成武器その2:銃

取り回しに優れた短銃。

弾は魔力を用いるので弾切れとは無縁。

銃身全体を頑丈に作ってあるので接近されても殴り返します。

剣の応用で、銃も形状変化可能です。

用途に応じてライフルに変形してスナイプ、なんてことも。




もしもに備え、作成した武器は多めに複製してアイテムボックスに閉まっておく。


アイテムボックスからなら即座に換装可能だ。


各武器は魔力を込めることで、その性能を遺憾なく発揮できる。


例えば属性付与がイメージしやすいだろう。


また保険のため使用者認識の機能を付けている。


まだDランクということもあり、暫くはこれまで使っていた刀と遠距離対策として銃を2丁装備しておく。


この銃ならば漢のロマン『ガン=カタ』も可能だ!


テンションが上がってきたのでこのまま防具も作成してしまう。


出来たのは一見ただの黒い服に見えるが、対刃・対衝撃・対魔法の効果がある一品だ。


店で販売すれば金貨10枚はするであろうそれを今度は複製していく。


ついでに銃用のホルスターも作成しておく。


出来上がった各種装備が動きを阻害しないかなどを確認するため、テストでもしようか。






・・・が、だいぶ夢中になっていたみたいだ。その前に昼飯にしよう。

内容的にヤバそうなら指摘をお願いします。


追記:

指摘を受け、該当箇所を大幅に修正しました。

読者の皆様に不便を強いてしまい、申し訳ありません。

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