表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

第1話 プロローグ的な物

__________________________________________________________________________________

遙か昔、人同士の戦争が終わらない時代に魔王が出現した。

魔王はその強大な闇の力を用いて配下の魔物を凶暴化させ、世界の各地へと送り込んだ。

各国は自国の防衛の為に争いを止め、同盟を結び魔王討伐軍を結成したが魔王を倒すことはできなかった。


魔物による蹂躙を打破するために、ある国の魔術師が異世界から勇者を召喚した。

勇者はその身に宿した光の力で各地の魔物を撃破し続け、魔王のいる城までたどり着いた。


勇者と魔王の激闘は数日にも及び、共に大きな傷を負いながらも軍配は勇者に上がった。

魔王が消えたことで各地の魔物は力が弱まった。結果、同盟軍は勢いを増し魔物からの都市の防衛を辛うじて達成した。


魔王討伐後、勇者は魔物襲撃後放棄された土地に建国することを表明した。

勇者を慕う多くの賛同者を得ながら建国されたその国の名は『グランディア』、後の冒険者ギルドの雛型を作り世界一の大国になる国の誕生である。


・・・・・・グランディア歴史書より抜粋・・・・・・

__________________________________________________________________________________




俺は今朝受けた依頼を終わらせ、冒険者ギルドへ報告に向かっている。

俺の名前はシン、ファミリーネームは無し。年齢は永遠の20歳、冒険者として活動していて自由気ままに依頼を受けて生活を送っている。ちなみに現在の俺のランクはDだ。

冒険者のランクは最下級のHから始まり、最高のSSまでの10段階で評価される。一般的にBランクで一流と見なされ、Aランク以上の者は功績の評価次第で国家から採用されたりするらしい。正直、俺から言わせてもらえば国家に所属とか願い下げだけどな!



なんだかんだ考えてるとギルドに到着したわけで。受付のお嬢ちゃんに報告するため、ギルドカードを提示する。このギルドカード、中々に高性能な物で依頼に対応したモンスターを登録者が倒すと記録するのだ。冒険者ギルド関連の無駄にハイスペックな各種機能は神様が手を貸してくれているらしい。よくわからんが、大した奴だ。


「ゴブリン20匹討伐の依頼について報告に来ましたよっと」

「はい、ギルドカードの提示を確認しました。こちらがシン様の報酬です、確認して下さい」


報酬を確認し、問題が無い事を伝え懐にしまう。

今日はこれ以上ギルドでやることは無いし『拠点』にでも戻るかな。

ここ王都『グランディール』に来て10日程度の上、依頼はソロでこなしている俺には当然仲間や友人なんていないのだ。




・・・・・・寂しくなんかないぞ?


がんばります

追記:指摘された部分を訂正しました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ