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第03話 夢への第一歩…その名はリーフ 20210905・加筆修正

1206文字 → 1338文字




<スクルド Side>


 私の番だね。

 

 この海底基地は、いまレアメタルやレアアースなどの鉱物資源とメタンハイドレートの採掘精製をしながら、見た目はゆっくりと実はすごい速さで成長してるの。

 ここに着いてから 最初に創ったのが数種類のモノキュラーマシンなんだよ。

 自立型工作ロボットでね、ナノマシンから逆転の発想で少し大きくして最大効率を上げてみたの。

 そしたら開発のスピードが上がり過ぎちゃってね、テェヘヘ~。

 5ヶ月ちょっとでこの基地、こんな大きくなっちゃったんだ。

 今は、拡張を一時中断して内部施設の充実と調整を中心にまわしてるんだよ。

 資源の採掘と精製なんかは、現在も同時に進めてるから備蓄資材だけでもこの基地をもう一つ造れるくらいの量にはなるよ。

 どうせお兄ちゃんも体を動かせるようになったら、又マッドな研究するんでしょ。

 今のうちにいっぱい貯めこんどいてあげるね。


 それで、さっきベル姉さまも言ってたから薄々気付いてると思うんだけど、お兄ちゃんの脳にはねアノ物質……そうオリハルコンを使ったの……。

 神経系と経絡系にも使っちゃった。

 それでねお兄ちゃんの右胸、心臓の隣に補助頭脳体を入れといたからね、頭をつぶされても そっち残ってれば直ぐに完全再生出来るよ。

 第三世代って言うのは、デュアルコアって事なんだけど、単純に2つって訳じゃなく

てね2乗になるみたい……。

 フルに頭使ったらすごいことになると思うよ。


 骨格には、ハイパーカーボンをハニカム構造にした物をカルシウムと複合素材にしてみたからもう骨折なんかしたくても出来ないと思うよ。

 ちなみにカルシウムって(れっき)とした金属だったんだね。

 精製したら銀色だったのにはビックリだよ。

 

 皮膚の下には、単分子化したカーボンナノチューブを網目状に配置していて身体の保護がされてるからライフルで撃たれても表皮を擦りむくくらいかな。

 カーボンナノチューブは、アルミニウムの半分の軽さ、鋼鉄の20倍の強度、繊維方向の引っ張り強度はダイヤモンドより強くて非常にしなやかな弾性力を持っててね、銅の1000倍以上の高電流密度耐性、銅の10倍の高熱伝導特性があるのが証明されたよ。

 カミナリの直撃を受けても、表皮の薄皮一枚の再生で済むからね、エコだよ~。

 

 これからの新素材や新建材の開発もどんどん進めてるから、宇宙進出も着々と進めようね。

 言い忘れてたけど私達やお兄ちゃんがフルにちからを使うとオリハルコンが励起してハローが発生するの。

 所謂神様や仏さまに見える後光の事だよね。

 この状態のときは、体の周りに絶対不可侵のフィールドが形成されて 物理法則も捻じ曲げちゃうからね。

 神様や悪魔、幽霊なんかの霊的なものともタイマン張れるよ。

 

 オージンの爺ちゃんに会ったんならもう知ってると思うけど、私達姉妹の前身はノルン。

 運命を紡ぎし3人の時の女神であり巨人族の生き残り、そしてお兄ちゃんの妻なんだよ。

 それぞれに使命を帯びて現界に降りてきたんだけど、その第一の使命がお兄ちゃんと共に歩み夢を実現することなんだ。


 そうだ! お兄ちゃん、この基地の名前決めてよ。



<スクルド SideEnd>




 移動基地の名前か……「リーフ」に、しようか……。


 これから俺とノルンが大きく育てる、世界樹(ユグドラシル)(リーフ)だ。

 当然、金星にでっかい世界樹を 植えるぞ!







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