表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/39

プロローグ3 アストラル界 20210904・加筆修正

1230文字 → 1319文字




 今おれの目の前、目がなくても見えてるんだけども、自称・北欧神話の最高神オージンだと名乗る爺さんがいる。


 (イヤッ、本物のオージンなんだが……)


 (うあっ、思ってる事を読まれた!?)


 (この位はあたりまえじゃ、主神だしのぅ……)


 (なんで最高神様が こんなとこにいるんですか?)


 (ちょっと暇つぶしにお主に話し相手になってもらおうと思ってのぅ。それに儂の事はオージンで良いぞ。堅っ苦しいのは好かんしの。ここはアストラル界じゃ、お主は今は霊体じゃのぅ)


 (暇つぶしって、俺は死んだんだからオージン様に呼ばれたんじゃないんですか? 迎えのヴァルキュリアは何処です? 戦士として戦えとか? は……痛いの嫌だから戦うのは辞退しますだけど……)


 (今の処、お主を戦士にするつもりは無いぞ。だいたいヴァルキュリアは迎えに行ってないじゃろが……)


 (確かに……) ……迎えに来てたら口説いてただろうし……。


 (それに、瑛はもう少ししたら生き返るじゃろう。それまで儂の話相手をしてくれれば良いのぅ)


 (エッ! 俺生き返れるんですか?)


 (そうじゃのぅ。今頃は、3姉妹が必死になってお主の再生を進めておるじゃろうて)


 (3姉妹って彼女達が!?)


 (そうじゃよ。彼女達はノルン。運命を紡ぎし時の3女神じゃよ)


 (エェ~~~!)


 (お前さん、彼女達を創った時に少しおかしな事は無かったかのぅ?)


 (う~ん、そういえば……量子コンピューターの小型化に成功して一人で狂喜乱舞してた時に、いつの間にか予定外に3体分の頭脳体を創ってたんだよね?)

  

 (それは、トランス状態になってる時に誰かに創らされたんじゃのぅ。彼女達の為にな……) ……たぶん 無意識時にロキにやらされたんじゃろうの……


 (うあっ、俺何かに取り憑かれてたのか……イヤ過ぎる~)


 (しかし、そのおかげでお主は生き返れるのじゃぞ。まあ、結果オーライじゃのぅ)


 (ウゥゥ~~、嬉しいような嬉しくないような……)


 (お主、かなり彼女達をチートに創ったじゃろぅ。今では、勝手に自己進化して文字通りの女神となっておるぞ。もしかしたら今までの女神の常識も超えちゃってるかもじゃが……)


 (時の3女神か、イェ~ィ♪)


 (瑛よ、一つ忠告しておくぞ。セフィロトには気を付けるんじゃ、あそこに居る旧支配者と呼ばれる邪神には特に気をつけよ。奴等は、ズル賢くてしぶといからのぅ……)


 (エ~、それって嫌すぎる……。セフィロトってもう関わってるじゃん。俺、殺されたし……)


 (まあ、3姉妹もついておるし、お前さんなら上手くやれるじゃろぅ、ガンバレ!)


 (でも、生き返ったら何しようかな? 3姉妹とあんな事やこんな事や………)


 (お主、想像を膨らましてる処を残念じゃが、それはしばらくはお預けじゃろうのぅ……)


 (ガ~ン! どないして?)


 (お主は、死んだときの体の損傷が酷くてのぅ、赤ん坊からのやり直しじゃ♪)


 (そんな馬鹿な……、この歳で赤ちゃんプレイなんて嫌過ぎる~……)


 (まあ、ガンバレ♪ おう、もうそろそろさよならかのぅ)


 (あれ、眠くなってきた……俺は生き返るのか?)


 (又会おうのぅ、瑛よ。元気でな、3姉妹にもよろしくといっておくれ……)


 (ハイ、オージン様。又いつか何処かで……)




 そして、俺は生き返った。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ