SCHOOL!
この小説を読んでほんっっの少しでもにやけていただけたらと思います。(笑)
神流中学校三年二組。
いつもの様に自分のクラスに入った俺は席に着くときに声をかけられた。
「と~お~き~」
声の主は俺の幼馴染みである灰原 好夏だった。
特徴はと言えば赤みがかかった髪をツインテールにしていて、ドラ〇ンボールとか何か色々なアニメが好きな少々熱血な子だ。
「何?好夏?」
「冬樹はさ~志望校とか決まった~?」
「いや、まだだけど」
「やっぱさ~あたし的には碧陽〇園とかに入学したいわけよね?」
「捜せば?」
「冗談が通じねー男は嫌われるぞ」
「俺の冗談は通じてねーみたいだな」
「???」
「で、本題に戻るけど志望校は決まってないよ」
「じゃあ、テキトーに皆瑞高校のオープンスクール行こうよ」
「みなみず?」
(>_<)
「ここが皆瑞か~」
時が変わり約二週間後、俺と好夏は皆瑞高校のオープンスクールに来ていた。
「寝むい・・・」
好夏が校長の話の時にそう呟いていた。
「この場でその発言はどうかと思うぞ」
「だってしょーがなーいじゃーん」
「・・・・・」
おおかた学校の説明も終わり、次は学校の案内が始まるようだ。
「そういえばどうして好夏はこの学校にオープンスクールに来たんだ?」
「これるときに来とけば間違えがないかなと思って」
「じゃあ、この学校に来たいと思った分けじゃあないんだ」
「当り前よ!」
「この場でその発言はどうかと思うぞ」
「・・・流行ってんの?」
「・・・・・・それは聞いたら負けだろ」
「へ~」
そんな雑談をしながら俺と好夏は案内係に従って歩いて行った。
(-_-)
「ふ~やっと終わっった~~~」
「この場でその発言はどうかと思うぞ」
「それうざい」
オープンスクールも終わり校門のすぐ前でそんな会話をしていた。
「結局さ~好夏は何がしたかったわけ?」
「とは?」
「オープンスクールに行って愚痴吐いて帰るなんてどうかと思ったから」
「う~んあたし的には日常にスリルを求めたいわけよ。」
「スリルって・・・(-_-;)」
「まぁ、毎日に飽きが来なければいいんだけどよ」
「そういうことか」
「冬樹はどんな学校がいいんだ?」
「う~ん・・・」
「・・・・そんなに悩むか?」
「いや、別にこれといってないけど」
「けど?」
「俺は好夏がいるとこならどこでもいいぜ」
「っ!」
「ん?どうした?顔が赤いぞ?」
「い、いや。べ、べべべべ別に、なな何でもないよ」
「?」
それから妙な沈黙が流れた。
「・・・あ~あ、だからおまえは・・・」
「俺がなんだよ」
「・・・はぁ、もういいや」
「何が?」
「そんなことよりパフェでも食おうぜ!」
「別にいいけどなんだよいきなり」
「いいから、いいから!」
「ちょ、手を引っ張るなよ」
「いいから、いいから!」
二人の時間はまだ始まったばかりだ。
にやけていただけましたか?
まぁ、もし読んでいただけたのなら貴重な時間を割いてまで読んでくださってありがとうございます。