七番目
空虚でした。何事も
さて、次の日である何もないいつもの日常、今日も知識人のフリをした先生から将来使うのか使わないのか分からないようなモノを学びに行く。なんとも憂鬱である。(基本的に私は先生と言うものが嫌いでした。知識人のフリをしてあたかも偉そうな事を言えば喫煙者の骨のように中身はスカスカなので嫌いでした。)
しかし、私は彼女と会える。それだけで人生は楽しかったのです。彼女は私をどう思ってるか全く知らないが良くは思っていると思う一方、そんな阿呆みたいな事があるか、この自惚れがとも思っていた。
その日の休み時間彼女と会った、しかし今日の彼女は泣いていた。(泣いていても彼女は美しく可愛らしかったです。)
「どうしたんだい?」とふと彼女の所に寄り聞いてみた。(臆病の癖にこの時は自分から話しかけました。)
曰く彼女が先生に叱られたらしく、その怒られた人が悪かった。学年1怖い先生だったからだ。
「そっか」としか言えなかった。(この時、こんな素っ気ない態度をとったことに後悔するのはまた後でした。)
そんな事を思いながらあっと言う間に、3年は過ぎた、何の思い出もない、薄っぺらい、ぼんやりとした3年だった。
しかし中学の最後、卒業アルバムに彼女は寄せ書きをわざわざ書いてくれた。内容は以下の通りである。
"小学校から仲良くしてくれてありがとう!高校も頑張ってね! ミノリ"
言ってしまえば、普通の寄せ書きである。他と何も変わらないし、何なら他の子の方が沢山良い事を書いているまだあった。しかし、私は何よりも、この寄せ書きが嬉しかった。本当に嬉しかった。
(その後、お互い連絡先を交換して私はいつでも話かける事ができるようになり、2人で遊ぶ予定もたてました。我ながらよく頑張ったと思います。)
いつも有難うございます。