五番目
毎度ありがとうございます。
さて、ミノリさんとナカモリは何を楽しそうに話していたのか。
それは直接、ミノリさんに聞いてみることにした。(話していた内容も気になりますが、一番の目的はミノリさんと話すことだったと思います。)
なんて話そうかなど考えていると、ミナリさんが私を見つけたらしく「何してるの?」など、話しかけてきた。(やはり私は臆病者でした。)
私は「特に何もしてないよ、」と言った。嘘である、しかし君に話しかけようと考えていた。なんて言えなかった。
彼女は「そっか、じゃあそろそろ授業だから行くね。」と言い手を振りながら向こうへ去っていった。 (後に知ったのですが、彼女はナカモリと遊ぶ予定を話していたそうです。)
ある日の午後、私は部活帰りに彼女と会った。(私は運動が苦手なのに友人の誘いでサッカー部に入ってました。)
彼女は楽しそうだった。私は何も考えず彼女に話しかけた。(普段なら話さない、いえ、自分からは話せないのですがこの日は話に行きました。)
「どうしたんだい?」と聞くと、「実は部活で先生に褒められたんだよ。本当に嬉しいよ。」と言った。(彼女は私と違い、真面目で休日に練習するような人でした。なので頑張りを認められても私は当然かのように思ってました。)
私は少し心の中で安堵した、告白されたのかと思っていたのだ。安堵した私は「良かったね。」とだけ言った。
いよいよ、彼女との帰路が別れる時に彼女が振り向き「じゃあね、ハルトまた明日。」と私に言った。
この間、このシリーズを見ていただいてる割合を初めて見てみたのですが、思ったより見られており、驚愕と嬉しさがあります。いつも本当にありがとうございます。