一番目
もし見てくれるなら、ほんとに嬉しいです。
希望だ。私には希望がある。そう考えたのは何年前だろうか。
私は埼玉県のごく普通の家庭で育ち、裕福でも貧乏でもない家庭だった。
そのような家庭で育った私は4、5歳になる頃幼稚園へ入園した。(その幼稚園には公園が隣にあり、良く遊んだものです。)
そしてそこで彼女と出会った、彼女はなんと言っても美しく(幼稚園の頃ですから可愛らしいと言った方が正しいかも知れません。)とても優しい女の子だった。
私は彼女を初めて見た時、何か心にあった。(今考えると、それは確実と言っていい程恋でした。しかしその頃まだ幼稚園児な為、恋と言う言葉を知りませんでした。)
そして幼稚園が始まって数日、自己紹介の時が来た。私はシャイなもので(臆病者と言ったら聞こえが悪いですから、シャイと言っておきます)なかなか周りの男の子より声が小さく、自己紹介も酷いものだ。しかし、彼女は私と違いハキハキと元気にどこか優しさが有るような自己紹介だった。
その時、彼女は確かに言った"自分の名前はミノリ"だと ミノリ...彼女が私の人生の中で、どれだけ大切な人になるか、この頃の純粋無垢な私は知らなかった。
ほぼ実話です