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違時空冒険譚 ー戦国と天界、最強vs最強ー   作者: 雛宮何某
戦国篇ー第壱章
2/12

壊滅

久しぶりの投稿です。

そこには、驚愕の表情を浮かべた、立派な甲冑を着た男がいた。恐らく将軍、近江間裁(おうみげんせい)であろう。



「貴様が、この軍の総帥か…?」



拙者はこの男を赦すつもりはない。


すると近江は徐に口を開いた。



「そう、だが…?ああ、君が北堂くんか?」



「ああ。」



近江はこちらを見据え、大きく息を吸った。



「ーーーかかれえ"えええい!!!必ず奴を殺せ!

 いかなる手を使っても!いーーけえ"えええ!」



今にも眼球が飛び出そうな表情で、叫んだ。

何かしたか?



『オオーーー!』



全く、



「身を、弁えろ。」



「師匠、ここは私たちにお任せください。」



弟子たちの要望には応えなければな。



「自由にしろ。叩きのめせばそれで良い。」



「光栄です。」



近江に、向き直る。



「拙者が貴殿に、()()()()()()



「お前の部下が、俺の可愛い部下をたくさん殺した。

 それでも、そんなことが言えるか…?」



声が震えている。馬鹿は救い用がないな。全く。



「それはそちらも同じであろう?」



「う、うるさい、うるさいうるさい!!

 死んでしまえぇーー!」



「誰に向かって言っている?」



近江の進撃が、止まる。

 


「確認するが、覚悟はあるんだな………?」



唾を飲む音が、聞こえる。



「拙者を敵に回すという、覚悟が。」



「あ、ああ。部下の仇と考えれば、戦国最強だと、

 なんだろうと…!」



そう、だな。覚悟があると言うなら、



それなりの、ことを




()()()()()、してやっても良いのではないか。




「その覚悟、受け取ろう。」



ーー神閃居合、壱ノ技



「ーー煌閃。」




刹那、光が地を這った。



鮮血が、舞う。



キンッ




納刀して、振り向く。




「…カ、ハアッ」



思わず、ため息が溢れる。



「終わり、か。」



「ま、てぇ"…!まだ、まだ終わってない…終わってな

 い、のにぃ"…いつか、いつか、必ず…!」



そう言って、事切れた。



「残念だったな。もう少し、頭のキレるやつであれ

 ば、もう少し、長生きできたやもしれんな。」



「こっちも終わりました!」



涼しい顔で言った。



「この勝利は亡くなった我々の仲間のお陰だ。

 感謝を忘れるナッ…⁉︎」


瞬間、



















目の前が、白くなった。白しか見えなくなった。



音が、無くなった。否、大きすぎて聞き取れないのだ。



漸く、理解した。地が爆ぜた。
















★★★



「ーーッ!はっ、拙者は。」



いや、弟子たちは、何処だ…!








神閃居合:義崇我流の流派。絶対唯一と噂され、誰にも真似はできなかった。


神閃居合、壱ノ技・煌閃:神速の抜刀術。この流派では一番単純とされる。並の人間の目には見ることさえ叶わず、多くの実力者が散った。

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