表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

1章 「ファンタジーであれよ!?」

初投稿となります まっちゃん@泥と申す者です

この度はご閲覧頂きありがとうございます

この物語はファンタジー物でございますが

少し現代チックな要素も取り入れた作品となる

予定です

連載は不定期とはなりますが少しでも楽しんで頂けると幸いです


その世界は よくある魔法と武器が溢れる

デジャブ感溢れる世界でした

王国では髭の生えた王様が兵士に守られ

お姫様はティアラを被りニッコリ

王子様は兵士長と遊んでいます

一方町では 酒場では冒険者が騒ぎ

武器屋では甲高い音が鳴り響き

出店が立ち並ぶ活気の塊のような

ファンタジー世界

勇者がいないのがおかしいぐらいの

ファンタジー、、、、、


一方魔王軍では、、、

「実験の成果はどうなっておる」

「只今第2フェーズに移行しております」

「異世界召喚陣はどうなっておる?」

「そちらも順調に進んでおります」

「そうか」

苔の生えたレンガの部屋

壁には青紫色にひかるロウソク

地面には魔王軍を表す金の紋様が掘られた

真っ赤な絨毯

研究衣を羽織っているメガネのかかった悪魔

と話しているのは

大地を砕く剛脚、、、は無く

余りに凶悪な体躯、、、には程遠い

禍々しいオーラを放つ鎧、、、の影も無く

全てを無に帰す魔力、、、の微塵もない

身長150cmも無い

華奢な体格をした

スウェットにパーカーに似た衣に身を包む

ファンタジーでもなければモブのような姿の

幼そうな女性が居た

お気づきだろうが

こ の 小 女 こ そ が 魔 族 の 長

亜人魔族連合共和国のトップ

魔王の地位に君臨している

第16代魔王 みおりん である

名前は父のマドレウス ヴァーミリオン

曰く「こんなに描きにくい名前をわざわざ

可愛い娘に付けてこの先後悔させたくない」

という思いで付けられた名である

彼女自身は特に気にしてないのだが

他国との署名に みおりん と書くのは

他国の首相に失礼ではとは思っている

「やっぱ身内以外には迷惑はいかんよ」

と彼女自身は言うが

側近は

「先代魔王様の願いですから」

とテンプレのように申すのだから

みおりん自身も困っている

話は戻り

「今回の異世界召喚陣には様々な願いが

込められている」

「無理に早めても仕方がないからしっかりと計画を見ながら進めるように」

「承知致しました」

「頼むぞ」

メガネを掛けた悪魔が魔王の前から去ると

ため息混じりに

「やっぱ疲れるわ~この喋り方〜」

先程は辛うじてあった魔王の雰囲気すら

消え去るような声が響く


魔王に主任してはや2年と5ヶ月

父の先代魔王が少し老けてきたころ

「そろそろ魔王の座を離れて隠居したい」

とても魔王らしからぬ発言から

僅か2ヶ月

みおりんの元には大量の封筒と

「がんばー٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑」

書かれた父からの手紙が

今まで慕ってきた父だったが

流石にこれには絶句である

郵便配達人に目からビームの出そうな眼圧

で睨み

「父は何処だ?」

と聞くと

「NEWSを見れば分かりますよ」

と言われたので日報をめくると

[15代魔王マドレウス 退任へ]

と書かれているのでさらにめくると

「妻には大変迷惑を掛けた」

「旅行計画を立てたのでまずは他国の観光地を回ろうかなと」

などの文面が

「ざっけんなよ〇〇ジジィ!」

流石のみおりん大激怒

日報に延髄切りを3連

日報が日/報になり投げ捨てた

鮮やかな3連コンボに郵便配達員も苦笑い

諦めたみおりん 封筒を開けると

「よろしくお願いします16代魔王様!」

定型文と賄賂の金貨や宝石類

全部切手を貼り直し返送

魔王の娘だけあって教育はかなり受けており

多少の範囲なら学者や科学者と話ができる

くらいである

特に才能があったり血族が優秀なわけでも

ないが努力と飲み込みがレベルが違う

他国の首相とその国の言語で話す

本を出版するとなったら語訳までこなす

他国の研究顧問に呼ばれるなど

多方面で活躍している

次期魔王は覚悟していたとはいえ

流石に父からの絵文字付き手紙で決定とは

予想外である

その後は書類関係の仕事を終わらせ

就任式を済ませ魔王の地位へ


とここまでが魔王就任までの流れである

「父も仕事場でもラフに話してたのかな?」

疑問は残るがなんだかんだ戦争もなく

平和に過ごしている

「しっかし異世界召喚陣とはねぇ、、」

「異世界の物体 建造物 生物 知的生命体」

「その他もろもろを魔法陣内に転送」

「おとぎ話のような魔法だよ」

「書籍を漁るのはいい事だが面倒事を見つけるのは良くないなぁ」

心の声がダダ漏れである

実際 他国にも期待されて実験である以上

失敗は許されないことなのだが

「口は災いの元だねぇ、、、」

酒の席で話す機会がありそこで

「異世界のものを召喚出来る魔法陣式見つけたwww」

なんて言ってしまったからこんなことになってしまっているのだ

「我ながら身勝手だったなぁ、、」

自分が酒に弱い事を知れたと割り切っていたが ここまで来ると後悔しかないのである

「頼んでもない資金提供、、まだ計画すら練れていない段階でNEWSにしてしまうのだから後にも引けない状況になってしまった」

成功すればいいのだとは思いながらも

後悔が残る

そんなことを考えてると

「コンコン」

「通れ」

「失礼します」

入ってきたのは竜と人の間のような生物である

「竜人族 ソニア アイラでございます」

赤みがかった髪に後ろに伸びた角

顔立ちはかなりの美形でスタイルもかなりいい

薄めの鎧を着用しており鱗鎧を腕当て

すね当てにしている

背中には赤い槍を背負っている

「どうした? 訪問予定には入っていないが」

「実は 人間がヒュ二ゼルにおり

魔王様とお話がしたいと申しており、、」

「その人間は?今どこにいる?」

「一応デュランダルの応接室には」

「武装解除は?」

「同意の上」

「よし 向かおう」

「同席しても?」

「許す」

応接室に行くとそこには4人の冒険者らしき人が居た

中心には一般的な青年の体格の金髪の好青年

その右にはルーペのようなものを左目につけている青年

後ろには大柄な鎧を着込んだ男

もう1人はローブを着た小柄な男

パーティを組んでいるようだ

「要件の前に名前と出身地を聞こうか」

「私はイアガル ライザ」

「ボルト ファング」

「キリュー ハジン」

「ベリル ヴァニタスです」

自己紹介が終わり名乗ろうとしたら

「みおりん様ですよね?」

「流石に知ってますか」

「人間の学校でも名前を覚えさせられますよ」

「そうなんですか そんなに大きい者でもないんですがね、、」

「かの魔王様がこのような方だとは思いませんでしたよ」

「よく言われます」

「要件を申してもよろしいでしょうか」

「すいませんね、、どうぞ」

「実は、、この共和国にも関わる話なのですが、、」

「魔神の名はご存知でしょうか?」

「大昔にこの大地に災害を起こしたとされる伝説上の神のなり損ない、、」

「その魔神なのですが その魔神を封印したとされる神殿の存在もご存知でしょうか?」

「人間の王国と大森林の間にあるとされる

神殿ですか?」

「その神殿の調査中に謎の文献と、、

こちらの物が見つかったんです」

「これは、、、古代語でしょうか、、?

こちらの物は魔導器では無さそうですね」

「その文献の解読もなのですが、、」

「神殿内で行方不明者が出ているのです」

「行方不明者? マナ探知機は?」

「反応がないのです魔力すら探知出来ません」

「その神殿の調査ですか?」

「その神殿の調査で共和国と王国の共同調査をお願いしたいのです」

「人間の被害者が多いのですが魔族や亜人

エルフなどの被害も出ているのです」

「分かりました 協力しましょう」

「ただし今すぐとは行きません 」

「こちらも実験があります そちらが片付くまでお待ちして頂けませんか?」

「分かりました この署名書にサインと魔力印をお願いします」

そして調印が終わると

「ありがとうございます 実験の終わり次第

連絡させていただきます」

と言って4人組は去っていった

「神殿で行方不明者か、、」

「部隊の派遣でもいたしますか?」

「いや、私自身も行く」

「承知致しました」

普通だったら国のトップを危険に晒すのは

正しい判断ではないが

魔王となれば話は別だ

下手な部隊よりも被害を出さずに済むのだ

その日は実験の確認を済ませ夕食を済ませ

ベットに潜った



ご閲覧頂きありがとうございました

今回の小説は初投稿ゆえ内容が面白くない部分も

あるとは思いますが楽しんで頂けたでしょうか?

自分なりに頑張った作品ではございますので

ぜひ応援の程をよろしくお願いします

では また また

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ