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「可憐おいで。」


紅林さんが優しく私を呼ぶ。

夢にまで見た光景。

いつか夢でも見た気がする。

まさかデジャヴ?


かと思ったけど違った。

これは現実だ。


熱っぽい視線の紅林さんに私はいとも簡単に虜になり、胸のドキドキが抑えられずぎゅうぎゅうと締め付けられる。

熱い視線が絡まりあったと思ったら、そっと引き寄せられて唇と唇が重なった。

自然すぎて何かを考える暇もなかった。


触れるだけのキスは離れてもまたすぐに唇を塞がれて、応えていくうちにだんだん濃厚になっていき息をすることさえ絶え絶えになってしまう。

それなのにふいに体のラインをなぞられて、更にびくんと反応してしまった。

ああ、私はこの先どうなってしまうの?


そんなことを考えた矢先、唇がすっと離れてしまう。

潤んでしまった瞳で“どうして?”と見ると、


「物足りない?」


と首を傾げながら意地悪そうに聞いてくる。


その仕草が何だか可愛らしくて、そんなところもギャップ萌えだなんて考えたりしちゃって。

好きになる要素が多すぎて困るよ。

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