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気まずい雰囲気に静寂が訪れる。

紅林さんは目をそらしたままだ。


「か、帰りますね。ご迷惑をおかけしました。」


口火を切ったのは私だった。

私は逃げ出すように家を後にした。


心臓はバクバクしている。

さっきのは一体何だったの?

思い出すだけでまた体が熱を帯びてしまう。

好きだと言っておきながら、キスから先への行為を受け入れられない自分に申し訳なさが募った。


でも私は紅林さんを好きだけど、紅林さんは?

どうしてキスしてくれたの?

私のことを好きだと思ってくれたのかな?

期待してもいいですか?


いろんな想いが渦巻いて頭がパンクしそうだ。

早く帰って熱いお風呂に浸かろう。

ちょっと落ち着こう。


季節は秋から冬に移行したところだ。

寒さが身にしみるようになってきた。

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