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◆キスされてしまいました。

紅林さんが私を呼ぶ。


「可憐、おいで。」


私は嬉しくてその大きな胸に飛び込む。

ぎゅっとしてくれるから、私もぎゅっとする。

あったかい。

ずっとこうしていたい。


ふ、と目を開けると目の前に紅林さんの顔があって、私は飛び起きた。


え、飛び起きた?

ここどこ?

なに?

どういうこと?

あれ?

さっきのは夢?

現実?


キョロキョロしていると「起きた?」と紅林さんが目を開ける。


「あ、あの…。」


「ここ?俺の家だよ。」


一度来たことがある紅林さんの家。

だけどここは見覚えがない部屋だ。

それもそのはず、私が今いるのはベッドの上だからだ。

前にお邪魔したのはリビングだから、ここは寝室なんだろう。

でも、なぜ…?


「その様子だと、昨日のこと覚えてない?」


そう言われて、必死に思い出してみる。

えーっとえーっと。

紅林さんを飲みに誘って、いっぱい聞きたいことあるのになかなか聞けなくて、やけ酒のように飲んでってとこまでは覚えている。

それからどうしたんだっけ?

お会計とか記憶ないし。


いや、それよりもこの状況は?

ベッドの上で紅林さんと二人。

っていうか、さっきまで完全に寝てたわけで。


記憶が無さすぎて何かやらかしたのではと、とたんに顔が青ざめた。

もう私は、ベッドから降りて土下座だ。

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