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立志編&コーヒー編

「はぁ、俺がゲームしてる間にもアフリカの子供たちは飢えに苦しんでいるんだろうなぁ」

俺は、魚田サバ男。FPSが趣味の大学3年生だ。

今日も友達たちとボイスチャットで話しながらゲームをしていた。

ここ数週間、ゲームをしていると不意にアフリカの子供たちの苦しみや飢えへの対策をしなければならない。

そんな焦燥感にかられることが多く、何も手につかずにいた。そして俺はそんな不安を打ち消すようにウォーターサーバーの水を飲み干すのだった。

数日後ー

友達「サバ男さぁ、最近アフリカの子供たちへの思いやりがすごいけどどうしたの?」そう聞かれると俺は「ウォーターサーバーで水飲むたびに思うんだよね、俺こんなに幸せでいいのかなって」

「ぽぴー!」ん?クラクション??後ろを振り向くと....ヤクザのような風貌の男が乗った黒塗りの高級車が!しかし気付いた時にはもう手遅れ。俺の意識は闇の中へと消えていった.....



気が付くと俺はさっき引かれたはずの黒塗りの高級車の中にいた。するとヤクザのような風貌の男が振り返り「おいこらぁ!降りろ!免許持ってんのか!!」と怒鳴りつけてきたので、「俺の事引いてんじゃねぇよ!」とこっちも怒鳴り返した次の瞬間、

ー光、まぶしくて目もあけられないほどの光が黒塗りの高級車を包んだ。

目を開けると美しい6つの羽が生えた真っ裸のヤクザさんが立っていた。

「私の名は、タニオカブリエル。神の使いだ。」

俺は「は?」とだけ返した。

「神はあなたを転生者としてお選びになられたのです。あなたに拒否権はありません。これからあなたには、魔法世界ムスペルヘイムに転生してもらいます。」

ますます訳が分からん「中二病もいい加減にしとけ犯罪者」とだけ言っておいた。

「転生先であなたの使命を果たしてもらうためにあなたには特別に魔法を使えるようにしておきました。

水を司る大魔術、ウォーターサーバーという魔法です。」

もう何も返す気も起きない。奴はまだ話したりなさそうだった。

「レベルの低いときは右手から水、左手から熱水を放つ能力です。しかし鍛えていけば魔法世界でも1,2を争うレベルの強力な魔法へと進化していくのです。」

「さぁ、世界を救うのです!そのあなたのウォーターサーバーで!」

もうあほらしくて聞いてられない「おまえさぁ、裸のおっさんにそんなこと言われ...」



しゃべっているうちに俺は転生してしまった。

一面に広がる砂漠、嫌気がさすほどの熱気、ここが冒険の舞台魔法世界ムスペルヘイム!

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