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生き返った俺は復讐を決意する  作者: 兎ダ 区
第一章 復讐を決意する。
13/15

(13) 「さて、復讐のお時間です」

 佐倉が帰り、スマホを………シアイチを見ていた。本格的に復讐を開始するためだ。まずは両親。復讐の内容はこうだ。


 父親には女を母親には男を近づける。そこで、俺が両親を表面上だけ仲良くさせる。結果、表では仲の良い夫婦、裏では他人との愛。そして、そこまでいったらあとは簡単だ。中身のないものほど、簡単に崩れるものはない。俺はそれを狙う。

 自己中心の父親を崩すのはそこまで難しくない。問題は母親だ。あいつは教師をしているためそんな不埒なことをするとは思えない。それだけが今回の難点だ。



「あ、もうこんな時間か。明日も学校あるし、それに………」


 


◇◇◇◇◇



 あの日、俺は確実に全てを失った。しかもそれは、俺の行いではなく他人によって。上手く思い出せないが、大学に落ちた原因となる佐倉の彼氏。それと俺を轢いたドライバー。決して俺は悪くない。そして、俺が今やっていることは正しい。誰にも邪魔させてはならない。



 俺は間違っていない。




◇◇◇◇◇



 卵焼きの良い匂いが俺の鼻を襲った。俺はたったそれだけの刺激で目を覚ました。俺の身体はあの日以来、軽い刺激でも過剰に反応してしまうようになってしまったみたいだ。


 だが、この状態はおかしい。俺は昨日から一人暮らしを初めているからこの家に卵焼きを作っている人は居ないはず…………



 徐々に意識が覚醒し、その理由を突き止めることができた。本音を言えば、突き止めたくなかった。



「お、おはよう?織姫」

「あ、おはよ!ゆうくん」



 何故お前が居る。俺は佐倉(ヤンデレ)に鍵を渡した記憶は一切ないのだが。



「お、織姫はなんでここに?」

「あ、ごめんね。言うの忘れてたんだけど、昨日鍵借りたから」



 待て待て待て。人の家の鍵を盗んどいて忘れたとか。こいつアホなの?死ぬの?ヤンデレ(佐倉)の考えることは理解できない。



「なら仕方ないね。いいよ、合鍵作ってあるからそれ持っといて」

「うん!ありがと!」



 優しすぎではないか、俺。計画を邪魔されないか不安ではあるが、多分あそこで「返せ」なんて言えば、今日は学校行けないだろうな。いや、今月か。



「ゆうくん、ここにお弁当置いとくから」

「おう。ありがとな」

「いえいえ。それと、はい。朝ごはん」

「何から何まで悪いな」

「いいよ。私が好きでやってることだから」

「それが有り難いんだろ?」

「そうかなー?」

「そうだよ」



 周囲から見れば羨ましい光景だろうが、実際やっている俺からしたら「まじでこいつ何言ってるの?」って感じなんだよな。



「さて、朝ごはんも食べたことだし、着替えるか」

「そうだね!」

「……………着替えるか」

「そうだね!」

「……………………着替えるか」

「そうだね!」

「あのー……織姫さん?」

「なぁに?」

「着替えたいんですが」

「うん。だからどうぞ」

「あぁもう好きにして」

「そうする」



 それから、織姫は俺が制服に着替え、顔を洗い、歯ブラシをするとこまで全てを見ていた。ここまでくるとヤンデレ(佐倉)っていうよりストーカー(佐倉)っていうほうが合っているような気がする。




◇◇◇◇◇




 学校へ行く道は佐倉(ヤンデレ兼ストーカー)がしっかりと案内してくれたので数日前のように迷うことはなかったが、俺の腕に身体を密着させてくるので、通行人から殺意の目と切望の目で見られた。ホントに申し訳ない。



「ゆうくん、今日はお昼空いてるよね?」



 これは「お昼空けとけ」という意味である。



「も、もちろん」

「なら、一緒に食べよ?」

「おう」



 ヤンデレに対して選択肢をミスると取り返しのつかないことになるから、面倒くさい。正直、佐倉はさっさっと潰してもいいのだが、こいつは()()だけは良いから壊してしまうと売れなくなる。

 ただ、売るのは少し隠すのが難しいため奥の手に取っておく。



「あ、そうだ。織姫」

「ん?なに?」

「今週の土曜日空いてるか?」

「うん」



 即答ですね。はい。分かってました。



「ならさ、家に泊まり来いよ」

「え?いいの?」



 あれ?佐倉(ヤンデレ改)にしては妙に慎重な返事だな。



「いいけど、どうして?」

「え、だって、先週は息抜きのために遊べたけど今週は勉強するのかと思ってたから」

 


 そうか。前世だと勉強のためにこいつに構ってなかったもんな。とりあえす誤魔化して、家に泊まりに来てもらう。泊まりに来てもらわないと少し困ったことになるから。



「勉強は少し余裕が出来たからさ。平気」

「それでも………………」

「織姫は俺の家に泊まりに来たくないのか?」

「ううん!そんなことない!」

「なら良いよな?」

「う、うん」



 よし。これでなんとか計画が次の段階に進みそうだ。



 佐倉も俺はクラスが違うため、学校ではお昼ぐらいしか一緒に居ない。佐倉が近くに居ないと身体的にも精神的にも楽なので、学校に行く価値はそれなりにはある。


 どうせ、クラスで話しかけくるやつはそうそう居ないので、基本は机に腕を置いて枕代わりにして顔をかくして寝たふり。この状態で復讐の計画を練る。



 学校は勉強をしに行く場所ではないのだ。

 現在、短編を執筆中のため、頻度や質が落ちるかもしれません。本当にすみません。短編の執筆状況は活動報告等を利用していきたいと考えています。


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