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生き返った俺は復讐を決意する  作者: 兎ダ 区
第一章 復讐を決意する。
12/15

(12) 「シチューはご飯派?それともパン派?」

 あと一時間で日も落ちるであろうときに佐倉はやって来た。両手と背中に大量の荷物を抱えて。



「お、織姫、その大量の荷物は?」

「あ、これ?」

「おう」

「着替えとか食材とかだよ」



 食材はまだ分かるが着替えとは?まさかこいつ、ここで一緒に生活する気なのか。それは非常にマズい。この部屋を拠点として復讐するのだから、居られると困る。



「着替えって織姫はここで生活する気なのか?」

「そんなわけないよ!!流石の私でもそこまではしないよ。家族も心配するし」



 普通に安心した。めんどくさいことにならなくて良かった。そうするとその着替えは一体どういうことなのだろう。



「え、じゃあその着替えは?」

「これはね、ゆうくんが困らないようにゆうくんの下着とか服を買っていおいたんだ」

「織姫………!ホントに俺の彼女は最高だよ」

「そんな褒められることじゃないよ~。まぁ、私のも少しあるけどね」

「泊まり来たときに必要だもんな」

「流石、ゆうくん分かってるー」



 全国の彼氏持ちの女性に聞きたい。彼氏が引っ越したら彼氏の服とか買いますか?多分買わないと思うんだよなー。そういうのって母親とかがやることじゃないかな。


 ただ、ヤンデレ(織姫)を飼い慣らすためには俺のためにしてくれたことは何でも褒めなければ。幸いこのヤンデレ(織姫)は良く小説とかにある好きな人の話を聞かないヤンデレとかじゃないから扱いやすい。



「あ、ゆうくんまだご飯食べてないよね?」

「食べてないよ」

「食材も持ってきたし、ご飯作るね」

「悪いな」

「ううん。私そんな料理上手くないから、ゆうくんのお口に合うか分からないよ?」

「彼女が作った料理は美味しいに決まってるよ」

「そんなこと言われたら頑張っちゃうよ」

「是非頑張ってくれ!」




 それから大体一時間ぐらいで少し早めの夕飯が完成した。今夜のメニューはシチューとフランスパンだ。



「「いただきます!」」

「地味に織姫の料理食べるの初めてだけどスゲー美味しいよ」

「えへへへ」

「この料理のどこが上手くないだよ」

「他の人に作ったことないから、分からなかったの!」

「じゃあ、これからは料理出来るって言えるな」

「うん!あ、そうだ。ゆうくんのお家だとシチューってご飯と一緒に食べる?」

「家はパンで食べるよ」

「良かったー。私の家だとご飯とパンどっちもあるから、ゆうくんのお家どっちか分からなくて不安だったんだー」

「そんなとこまで気にしてくれてたのか。織姫は将来良妻になるなー」

「な、な、ななんで、急にそんなこと言うの!は、恥ずかしくなるじゃん!」  



 どこに恥ずかしくなる要素あったんだよ。てか、シチューってご飯にかけるもんだったのかよ。少し考えられないが、人の価値観。仕方ない。



「ごめん。ごめん。織姫は将来いい奥さんになれるだろうなーって思ってさ」

「ゆうくんってば、気が早いよ!!」 



 なんのこと?気が早いってなんのこと?この佐倉(ヤンデレ)は何を言っているんだ?今更だけどヤンデレの言うことはさっぱり理解ができない。マジで誰か助けてー!



「あ、そうだ!ちょっと待ってて」

「お、おう」




◇◇◇◇◇




「はい、これ」

「ん?……」



 佐倉に手渡されたのは綺麗に包装された直方体の箱だ。重くもなく、軽くもない、手頃な重量だ。リボンも付いてるし何かの記念みたいなもののようだが一体何だろうか



「開けてみていいか?」

「もちろんっ」



「お、チョコレートか」

「そーだよ」

「ありがたいけど、何で?」

「ゆうくん、今日は何日か知ってる?」

「おう。2月14日だろ………………っ!なるほど、バレンタインか!」

「だいせいかーい!!!」

「これ、自分で作ったのか?」

「そうだよ。ただ、さっきの料理ほど上手く出来てないかも」

「どうして?」

「は、初めて作ったから」

「大丈夫。織姫の作ったものは何でも美味しいから」

「そ、そうかな~」



 とは、言ってみたものの実はそんなに甘いもの好きじゃないんだよなー。チョコレートも滅多に食べないし。とりあえず食べるけど、あとでコーヒー飲もう。



「ん!美味しいよ!これは自信持っていいよ」

「え、ホントに!?今回ばっかは結構自信無かったから嬉しい!!」

「ほら、織姫も一口食べてみろよ。美味しいぞ?」

「そういうことなら、お言葉に甘えて…パクっ」

「どうた?うまいだろ?」

「……………美味しい」

「だから自信持てよ」

「うん。そうするよ…………しちゃった」

「何が?」

「か、間接キス」

「プッ……ふふ……あははははは!!!」

「な、なんでそんなに笑うの!!」

「だって、織姫……ははは!!普通にキスしたことあんのに間接キスで照れるとか……ははは!!純情過ぎ!!」

「し、仕方ないじゃん!」

「悪い、悪い。こんなに笑うつもり無かったんだけど、織姫があんまりにも可愛いこと言うから」

「もう、ゆうくんのばかぁ!」



 傍から見たら、ただのバカップルだろう。そして、それを見て殺したくなる人も少なからず居るでだろう。だけど、安心してくれ。この女を殺したいと一番思ってるのは他でもないこの俺だから。


 間接キスごとき何を照れている。今時の小学生でも照れないぞ。



「あ、織姫。そろそろ帰らないとマズいだろ?」

「あれ?もうこんな時間。ごめん、今日は帰るね」

「おう、また明日な」

「うん。また明日!朝御飯しっかり食べるんだよー!」

「分かってるよ」

「バイバイー!」



 織姫も帰ったことだし、コーヒー飲も。口の中甘くて嫌だ。

評価と感想よろです。


4話くらいで織姫の家で夕飯を食べてますが、あれは織姫の手料理ではありません。

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