コバ磨きにヘチマ
コバ磨きは今まで雑にやっていました。かんじんの作品がまだまだショボいのに、今の段階でコバにこだわっても仕方ないだろう、ってね。
でも、吉田カバンのホームページとか見てたら、
『職人が丹念に革と革の段が無くなるまで磨き上げたコバがウンヌンカンヌン』
とか書いてあって、ふーん、じゃあ少しだけ俺も気合い入れてやってみようかなあー、とか思いついたのです。
で、ネットで見てたらコバ磨きにはヘチマが最強!と書いてありました。
ワタシは今まで、プラスチックのコバ磨きの、ツルツルした面でスリスリやってたのに。ヘ、ヘチマ!?
もしかして、繊維が荒いほうが良いってえのですか!?
で、ヘチマを買いに百均に行きました。
でも、ヘチマがない。冬だからなんか?
代わりに、軽石を代用品として買いました。カカトがツルツルになるらしい奴です。星形の奴。何事も挑戦なんやで!
で、家に帰って軽石に挑戦。
……。
うーん。イマイチ。
粗いヤスリと同じ感じ。革が削れる。石がボロボロ取れる。なんだかとても、いかりやの気分です。ダメだこりゃ。
これは、コーナンで買ったサンダーの劣化版ですな。ダメサンダー。
なので、嫁にあげました。
嫁は一回だけ使って、捨てたみたいです。
後日、仕事の合間に、会社の近くの百円均一に行きました。そこも、ヘチマはなし。店員さんに聴くと、取り扱い自体はあるはずなのだが、今は置いていないとの事。
やっぱ今が冬だからなのか?ヘチマは夏商品なのか?
ガッカリしながら、家でフラフラしてると、ふと、見つけました。嫁が通販で買った子供服福袋の、服を包んでいたピンクの不織布。
結局のところ、荒過ぎず、ツルツル過ぎずがヘチマのいいところなのでしょう。ポイントは摩擦力。なら、この不織布は結構いいのでは?
で、やってみました。
……。
おおっ!いけるいける!
あらやだっ!いいわね、不織布!
短時間でコバがナイスに変化しました。段差が無くなってピカピカ。
結論!
ヘチマがなければ、とりあえず不織布!
最近、菓子パンがやたら美味しいです。
餡ホイップデニッシュパンが一番のお気に入りです。
酒を飲んでいた頃は、菓子パンに対して、菓子なのかパンなのか中途半端な奴だなあ、と思っていたのですが。
最近、板チョコやクッキーなどお菓子お菓子した物ばかり食べていて、ある時突然、菓子パンの曖昧さが愛しく感じる瞬間に出会い、それから夢中です。
曖昧さって、実は包み込む形の愛なのですね(……何言ってんだ、俺は)。