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黒の天使   作者: 橘 藍華
10/10

嫌な出会い

第9話 出会い

普通に聴けば、『こいつは馬鹿なのか?』となる話だが、ここ立花家には今、天使と殺人鬼がいる。しかも姉妹(しまい)だ。こんなのあるか?黒い天使と白い殺人鬼だぞ。まだ前者(ぜんしゃ)の方がましだ。


というあらすじだ。では本編どうぞ。



『あら、すいませんね。私は鏡屋琴音(かがみやことね)。最近何かと世間(せけん)を騒がせてる、人体分解殺人事件の犯人です』

鏡屋さん…琴音さんは琴菜より言葉使いが丁寧(ていねい)で、おしとやかな女性だったが、

おいおい犯人来ちゃったぞ。


焦ル。コノママ殺サレルノカ。


琴音さんはのそのそとこたつに入った。(くつろ)ぐのかよ。


俺は冷蔵庫から麦茶とグラスを三つ持ってきて、それに(そそ)いだ。

琴菜は一気飲み干し、琴音さんはゆっくり口にした。にしてもややこしい。

『なぁ両方とても可愛らしい名前なんだけど、さすがに(まぎ)らわしいというか』

『あぁ、その事でしたら私は'こっちゃん'とお呼びください』と琴音さんもといこっちゃんは言う。

俺は返事代わりに愛想笑いをした。

ははは………呼べるわけねぇだろ。そもそもそれで呼ばない。呼びたくねぇ。


『いや、とても愛らしい愛称で良いと思うんですけど、少し抵抗が…』

『あ?』とこっちゃんが(にら)んでくる。こっちゃんは左手でトンカチを手に取る。

怖い怖い。てか命の危機。


『わかったから、とりあえずトンカチを一時的に手放してくれ』

こっちゃんはトンカチを床に置く。すかさず琴菜が回収。NICE!

こっちゃんをおとなしくさせ、話をきりだした。

『何故うちに妹さんがいると思ったんですか』

『君をここへ運んだのは私だからだよ』

『はぁ』

質問の答えになっていないぞ。

『いやさー。君を運ぶ時に琴菜ちゃんがここだって言うから』

やってくれたな。やっぱお前はそういう奴だったか。


『にしても見すぼらしいお家ですね』

ほっとけ。だいたいお前の家はどうなんだよ。俺は『ちっ』っと舌打ちをした。

『仕方ねぇだろ。部屋自体が狭いんだから』

3LDだそ。なんなら3Lになりつつあるぞ。

『まぁそんなことはどうでもいいとして…』

どうでもいいのかよ。

『あなた、不死身ですか』

と、彼女は冷たく尋ねてきた。

えっと今回は本当すいませんでしたな内容です。学生はテストがあるんだ

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