天界会議
「アレぇ? ギルドゥはぁ?」
「……さぁ、 何か知らないの……? ホロウ」
天界にて行われている会議に、 ギルドゥが出席していないことを疑問に思い、 『生』の神、 シエルは手足をパタパタさせながら問うも、 アラズすらも知らなかった。
そして、 アラズに問われたホロウは……静かに目を瞑り、 一息つく。
「……殺された」
「「「……っ!?」」」
天界にいる全員が、 ホロウの言葉の意味を瞬時に理解し、 息を呑む。
「い、 いったい誰に……!?」
「……人間だよ」
「あ、 有り得ない……!?たかが人間が我ら神に適う筈もないだろっ!?」
『剣技』の神、 グラムはその『神秘』に似つかないような 声を荒げる。
だが、 実際に起きている。
「誰がしたかはけんとう付いてるのぉ……?」
『死』を司る神、 ライゼンはホロウに問いを投げかける。
「………………いや」
嘘だった。
主最神であるホロウには、 この世界の大体の事が分かるのだ。
誰が。
何処で。
何をしているか。
そして、デルタ。 アイズ。 タタリがしようとしていることも。
「……何をにやついているの?」
「………………ふん」
アラズのその問いには、 答えなかった。
「もう少しだ、 あと少しで……」
そんなホロウの独り言は、 文字通り独り言で舞い散った……。




