世界改革の目的……
十二神序列1位であり、 主最神、 ホロウが望む世界改革。
その目的は、 アイズすら知らなかった。
まぁ、 そもそもアイズはどうやって自分らが生まれた理由を知ったのかも謎の一つなのだが……。
「世界改革の仕方だけど、 ボクと兄は『全ての神を殺す』事で出来ると考えている」
全ての神を殺す……?
「そもそもこの世界、 【大神】には、 100の神が存在する。 そして、 その上位十二体を【十二神】と呼ぶ事は知っているね?」
……知らんかった。
「既にボクらは78の神を殺した」
「……はぁ!? ま、 まじで……?」
「ホントだよ。 そして、さっきデルタが交戦していた信者だが、 彼の主神は『ギルドゥ』だね」
炎を司る神、 ギルドゥ。
「まぁ、 もうボクが殺したけどね」
…………。
え?
既に【十二神】の1人を殺した……のか?
「そだよ」
そんなにも軽々と『殺した』と言う言葉を発するアイズに、 恐怖すらを感じる。
「ホロウが生んだボクらには、 役割があるのは気づいた?」
「……役割?」
「デルタ、 君の能力『再構築』は始まりの能力。ボクの能力『時間凍結』は繋げる能力。そして、兄さんの能力『無』は終わらせる能力……そうやって分けられているんだよ」
初めて知った自分の能力の意味。
「始まりの能力を必要とするのは、 この世界が滅びた後だ。 それまで、 黙って見ていてくれ」
語尾に、 ただならぬ覇気を絡ませたそのセリフには、 従ってはいけない気がした。
「……分かった」
デルタの返答に満足したのか、 ニコリと微笑み、「ありがとぉ!」と御礼の言葉を吐く。
パチン!と、 指をならすと、 止まっていた時間が再び動き出す……。
「デルタ!」
「のぁっ!?」
空中からの衝突に、 耐えることは出来ずに倒れてしまう。
「大丈夫ですか!?」
デルタを跨ぎ、 騎乗の体制のままデルタの肩をぶんぶんと振り回す。
地面と背がくっついているデルタの肩をぶんぶんするとどうなるか。
連続で頭を地面とぶつけるのだ。
「いでっ! いただだだだだっ!!?」
「大丈夫ですかぁ!?」
「痛い痛いっ!!」
ホムラとの交戦の傷よりも痛いです。




