ロウズドタウン
「……さて、 どうすっかなぁ」
無事にエルの能力を使用し、 山を越えることに成功し、 ロウズドタウンで行う事を考える。
「資金的には問題はありませんし……まず、 目的を作る事も良いですね」
「目的?」
エルの提案に小首を傾げ、 問い返す。
「例えばですけど、 この街ロウズドタウンでは食が豊富の街で有名でもあります。だから、 有名所を食べ漁って行く……とか」
ザックリな目的ではあったけれども、 まぁ何となくエルの言いたいことは分かった。
と。
「……おいおい、オメーさん達見ねぇ顔だな?」
デルタ達に声を掛けてきた人は、 軽装したオッサン4人組だった。
「……? 何だあんた達----」
何かを察したのか、 エルは『くいっ』とデルタの袖を引っ張り、 発言を遮る。
「アタシ達は旅の者ですので、 それでは」
「ちょちょちょ、 嬢さん。 ここの街にもしっかりと『ルール』っつーモンがあるんだよ……」
ニヤニヤと周りの奴らもニヤ付いている。
どう考えてもまともな奴の顔つきでは無い。企みの顔だ。
「へぇ、 ご参考までにお聞かせ願いたいものですが生憎今は時間が無いので、 失礼しますね」
「へへへ、 そ〜言うなよ……」
リーダー格らしき頭の眩しきオッサンが、 エルの腕を掴みに掛かる。
「--------おい」
デルタはオッサンの腕を止める。
「俺の連れだ。 いい加減にしろよ……?」
圧。
いつまでも黙ってはいられないデルタは、 遂に手を止めてしまった。
「なんだ?テメェ、 オレらに刃向かうのか……?」
デルタの3倍はあろうかと思われる腕を振り払い、 デルタを正面から睨み付ける……。
「……オレらァ『グラム』教の者だぞ?」
『グラム』教。
剣技を得意とする教徒が崇める主神。
「タダで済ますと思うなよ……?」
抜かれた剣の輝きが怪しく光る。




