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ファウズコロシアム
円形のドームには、 とてつも無い人数の人々が席に着き、 コロシアムが開催されるのを今か今かと待ちわびている。
客席チケットは当日に完売になり、 立ち見席も即完売になる程の人気っぷり。
そんなコロシアムに賞金目当てで出場を決意したデルタであったが……。
現在----
--------ビビっていた。
「やべー……まさかここまで客がいるとは思っても見なかった……。なんか皆強そーだし……」
そう言いながら周りにいる参加者を見渡す。 皆共々筋骨隆々、 軽装の参加者は能力を使いこなしている奴だろう。
嘆息をつき、空を眺める。
と。
『さぁぁぁぁって!始まりましたぁっ!!ファウズコロシアムゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!』
「「「ワァァァァ!!!」」」
ビリビリと大気を震わす歓声に脳が刺激される。
『チャレンジャー入場ォォォ!!!』
もう、 今更引き下がれない。 それこそお天道様と母さんに顔向け出来ない……。
パンパン! と、 自分の頬を叩き、前を見据える。
「…………よし、 やってやる!!」




