決意の初日
この小説を読むにあたって、暴力的な表現が多用されますのでご注意ください。作者は名詞を決める際に何も見ないで感覚で決めてしまう癖があります。よってこちらが意図しなくとも現実の団体や個人の方の名前を書いてしまう場合がございますが、こちらに悪意はありません。もし不快に感じたり不都合がありましたらお手数ですが速やかに連絡をくださるようお願い致します。
「いいんだな。」
暗く沈んだ男の声が響く。頭上の空はからっと晴れていて男の心の中など露知らず、のんびりと広がっていた。
「今ならまだ引き返せる。強制的に連れてこられたと思っている奴はいないな?」
そう言い周りにいる者達を見回した。全員が制服を着ているからどうやら学生らしい。
不安そうな表情を浮かべる黒縁眼鏡
無表情な者
我関せず、とガムを噛みつつあらぬ方向を見る金髪男子
ざっと十数名が学校の屋上に集まっていた。いったい日中から何を考えているのだろうか。
「今更だよケーチャン。」
ガムを噛んでいた見た目からして悪そうなやつが発言する。
「何回同じ事言ってんだっての。不安になるの仕方ないけど俺らのヘッドがそれじゃあたまんねぇって、なぁ?」
後ろを振り向き同意を求める。
「そうそう!ケーチャンが『やつら』に本気を見せてやるって言ったんだよ?」
黒髪の美しい女子が同意する。
「・・・・そうだな、すまん。決行は明日の授業中だ。各自装備の点検を怠るな!」
「よっしゃーっ!やったるぜ!」
一斉に思い思いの決意の言葉が飛びかう。興奮していたが
「待て」
の一言で水を打ったように静かになる。おそらくこの『男』がリーダー的存在なのだろう。
「最後に一つだけ言っておく、友人と両親には今夜中にでも親しくしておけ・・・・」
――どうせ俺らは死ぬんだからな――
つまんねー、とか思わんでくださいね(>_<;)まだまだ始まったばかりですから。題名から推察できますが・・・・そうです、彼らはやってしまいます。また次回・・・・・・・・