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思われるつらさ
「人間になる!」と宣言したはいいが、許可がおりない。今はもう何千年たったのだろう。最初は何度もお願いしたが、聞く耳をもってくれないので今ではもう俺からその話をする事は無い。でも...俺の思いは無くなるどころか、一向に増える。もう全ての神も造り終えたし、俺はやることはほとんど無くなった。たまにハプニングが起こるので、そこを対処するだけ...。
「生が長いってのも...いい事ばかりじゃないな。」
前に、自分で勝手に人間に転生しようとしたら、そもそも母親の身体に入る前に連れ戻された。
「みんなが俺を思ってやってる事だってのが...1番辛いなっ!...」
ああもう何なんだよ。涙なんか...出るんじゃねーよ。
「...っ!」