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不死身のナースマン  作者: 闇夜のウーパー
2/10

2話 事故


日差しが強い暑い夏の日。気温は40度近くにのぼる。


世間は高校野球の節目の記念大会とかでやたら賑わっている。ただ、俺はあんまり野球には興味がないのでどこ吹く風だ。


こんな日は家から外には出ずに、室内で筋肉トレーニングに勤しみたいものだが。。。


「なぜ!?なぜ、今日は外でレクリエーション(夏祭り)なのだ!?ーー!!」


今日は俺が勤務している病院の、系列施設で夏祭りのレクリエーションが行われるのだ。


病院の患者様にも気分転換にと参加される方が多く、職員も施設の職員だけでは手が足りないので駆り出される。


それだけなら、それだけならいいのだ。。。


「なぜ俺だけ駐車場係なのだ!!ーーーー!!」


俺は祭りの担当者(職員)に駐車場係だと告げられ、顔を引攣らせながら渋々了承し担当の場所に赴く。


日差しが強く灼けそうだ。筋肉も悲鳴をあげているような気がするぞ!


俺が、いくら体格が良くていい筋肉してるからって。いつもいつも駐車場係は飽きますよ?

暑いの苦手な俺には苦痛でしょうがない。筋肉あるからって暑いの得意などとは限りませんよ?


はあ〜。俺も施設の利用者様や病院の患者様と一緒に楽しみたいのに。。

こんな筋肉自慢出来る絶好の機会なんてあまりないというのに。《神の声: オイ!万年駐車場係はそれが原因だろ!》


筋肉に対する冒涜だ!!イジメだ!!


と、俺はそんな事を思いながら駐車場係をしていると。


1台の黒い車が駐車場に進入してくる。


俺はいつも通りに空いている箇所に誘導しようと、誘導棒を振りつつ空いている箇所を指すように誘導する。


ただ、その黒い車は減速せずにまっ直ぐこちらに向かってくる。すごいエンジンの唸り声とともに、どんどん加速してくる。


”ヴォーン!!“


俺はこの暑さで頭がやられており、クラクラしていた。。(多分脱水症状になっている可能性がある)

身の危険を感じて混乱する事もなく、車が近づいているな。100キロ近くスピード出てるんじゃないか?


など、やけに冷静で死が近づいてきている事など微塵も感じたりしていなかった。。


〝ガコッ!!グシャ!!!〟


ものすごい破壊音がし、一瞬、間を置いて何かが爆発する音が聞こえる。


〝ドカーン!!!!〟


そんな大きな音の後、人が集まってくる。。。その後、叫び声や怒声が聞こえてくるのであった。。。



【どんなに筋肉を鍛えても所詮は生身の人間である。鋼鉄にはなれない。ただ鍛える過程で日々努力を継続していく事の大切さを知り、肉体は外見は生身だが(なか)身は鋼にはなれるのではないかと私は思うのである】 by マサシ ゴトウ

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