出版ミーティング
昨日、最初の編集さんとの打ち合わせがあった。
あ、ここでちょっと暴露しておくと、僕は出版は初めてではなくて。
何冊か出しているんだ。
ただし、それらはビジネス本や恋愛本であって、小説ではない。
だいたい初出版は、なんと35年前、今、55歳だから20歳の時。
パソコンでゲームを作る方法のノウハウ本でした。
その手の出版はその後も何度か出していて、あとライターとして手伝ったこともある。
だから、編集さんとの打ち合わせは、初めてではない。
だけど、小説家として参加するのはやっぱりちょっと違う。
なによりもびっくりしたのは、原稿のアップより、イラスト関係が先行すること。
ビジネス本だとイラストはずっと後になるのにね。
原稿をアップするスケジュールは思ったほどタイトではないので、書き直しがある程度できる。
そのまま本にしている人も多いけど、僕の場合はあまりも勢いで書いている作品だから、
ちゃんと調整してから出したいって要望を伝えたんだ。
その上で編集さんから見たバランスとか、ウケる方向性とか、そういうのをおしえてもらって、
ただ、それをちゃんと消化して取り入れる話をした。
下手にいじるとせっかくの勢いがなくなってしまって、分かりやすいけどつまらないものになってしまうから。
でも、なんか、小説の進む方向とか、キャラのバックボーンとかを編集さんと話すのは、新しい経験。
いままでは、勝手に書くのが当たり前だったから。
よくさ、漫画家の編集さんとの打ち合わせの話を読んでいると出てくるのも同じような感覚で、
なんか「小説家っぽい」って思って、うれしくなってしまった。
あと、僕の小説の特徴を活かした、新しい実験とかのアイデアを話したら、なかなかいい感じで聞いてもらえた。
編集さんと面白いと思うポイントが似ていてよかった。
ここが崩れていると、たいていは売れない本になる、と経験上知っているんだ。
さて、ここから、ちゃんと本になって、増刷がかかるレベルになれるかのチャレンジが始まるんだ。