#014「臨時休校日」
@書店
ダイチ「教科書が一般書店で売られないのは、何でなんだろうなぁ」
チアキ「高いっすよねぇ。せめて、語学教材のシー・ディーだけでも、別売りにしてほしいっす」
タクミ「任意購入といいながら、参考書籍も一緒に買わされたよね」
ダイチ「単語帳、問題集に始まって、資料集、用語集、便覧、図説、技術書」
チアキ「ほとんど使わないままの教材も少なくないっすよね?」
タクミ「そうだよね。何とかして一冊にまとめられないものかと思うよ」
ダイチ「持ち歩く側の身にもなってほしいもんだよな」
*
チアキ「雑誌に綴じ込まれてる付録の厚みが半端ないっすね」
タクミ「きっと、歳末号や新年号の目玉なんだろうね。挟んで積み上げる店員さんも大変だ」
ダイチ「どっちが付録なんだか分からないボリュームだな。正賞より豪華な副賞がついてくるようなものだ」
チアキ「本当に、そうっすね。食玩のお菓子とオマケの関係とも似てるっすね」
タクミ「クオリティーの高い物が多いよね」
ダイチ「シークレットやコンプリート目当てで買い込んで、肝心の菓子を食べずに捨てる人間がいるくらいだもんな」
チアキ「身銭を切って購入した以上は、最低限のマナーを守るべきっすよね」
タクミ「他のコレクターの迷惑になるもんね」
*
ダイチ「絵本と児童書のコーナーは、サンタクロース特集か」
チアキ「先輩は、何歳までプレゼントの手紙を書いてたっすか?」
タクミ「百貨店の包装紙でラッピングされてたり、通信販売元のタグがついままだったりしたから、薄々、両親が用意してることは勘付いてたけど、中学に上がるまでは書いてたよ」
ダイチ「俺もサンタクロースの話は、ややこしいことを言われずに早く寝かせるための方便だろうと思いつつ、幼稚園児の頃は書いてたな」
チアキ「そんなもんっすよねぇ。自分も、家には煙突が無いし、玄関や窓には鍵が掛かってるのに、どうやって外から侵入するのかと怪訝に思いつつ、小学校の低学年くらいまでは書いてたっす」
タクミ「大人になると、純粋に信じてるフリをしてた子供時代を忘れてしまうのかなぁ」




