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始まりの挨拶
数少ない主人公の会話シーンです。
はっ、始めまして僕はハウド・ミロウと申します。
こ、この小説の一応のしゅ、しゅじ、主人公…だそうです。
あっ、その。主人公といっても、ほんとにちょっとしか出ていないんです。ほ、ホントですよ。
このお話しは後の勇者である。レイ・スカラ君が学園に入学して卒業するまでの物語です。
えっ!? 違う!? 僕の学園生活の物語!? む、無理ですよ~。だ、だって僕、地味ですし、見ていても面白く無いですよ。あと、主人公とか荷が重すぎですから! じゃあちょっとだけ?って、ちょっとだけもイヤなんですけどね。いや、あの勝手に進めないでください! えっ!? あの、宜しくね~ではなくてですね!? ああっ、勝手に話しが進んでいってる!? えぇっと、とりあえず始まります。
僕は主人公なんてやりませんからね~。
ここから一気に主人公の出演シーンが減ります。