2019.10~12
息止めの世界記録は22分なんだって。
私、1分ぐらい止められるよ。
俺も、それぐらい止められるよ。
本当?じゃあ証明してみせて。
いいよ。競争しよう。
彼はそう言うと私の唇を塞いだ。 #twnovel
…ねえ、キスって、鼻でも息できるんだよ?
長いキスのあとに私が囁くと、知ってるよ、とまた塞いだ。
午後11:36 · 2019年10月7日
停電時の暇潰しにとジェンガとオセロとトランプを買ってきた。
「懐中電灯にレジ袋被せると明るくなるらしいから、これやって遊ぼうよ」
「もっと楽しいこともあるよ?」
彼がニヤニヤしながら言った。
「明かりも必要ないし気持ちいーし運動にもなる」
#twnovel
結局停電にはならなかった。#台風19号
午前0:11 · 2019年10月12日
日本の快進撃でラグビーW杯が盛況なのは大変結構。しかしにわか!にわかが許せん!
でもファンが増えることはいいことだし…真のファンは今日も今日とてルール指南である。
「トライって何点ですか?」
「5点だよ」
「次の試合一緒に見ません?」
「いいけど」
#twnvday
にわか装う経験者にはご用心。
午前0:23 · 2019年10月15日
※毎月14日はツイノベデー。10月のお題は【トライ】でした
体育でサッカーをしてたら「清水何気に足速くね?」と周りに言われ50mを測ることに。
「えっ6秒2!?」ザワつく周囲。
「お前帰宅部だろ?何かやってんの?」
「いや特に」
#twnovel
ちりんちりん。
「迫さんおはよう」
「おはよう清水くん」
毎朝この時間のためだけに俺は片道15km自転車を漕ぐのだ。
午後11:55 · 2019年10月22日
「1番と4番でポッキーゲーム!5cm以上残ったら罰ゲームな」
数合わせの合コンそして私は4番。ぎゃあ!!
『端っこ咥えて目瞑ってて』
1番の彼はそう囁いて、瞬く間にポッキーを折った。すごい残り2cmです。
「お前こーゆーのもうヤメロ。セクハラだし」
王様()に物申す彼。やばい惚れる。#ポッキーの日
午後9:13 · 2019年11月11日
「お前の妹可愛い?」
家に課題を忘れ妹に大学まで持ってきてもらうところ、悪友が面白がってついてきた。
「十人中三人が可愛いっていう感じ」
「また微妙な」
「俺と親父で二人埋まるから実質あと一人」
「ますます微妙」#twnvday
十分後、まさかそのひと枠がすぐ埋まることになるとは思わなかった。
午後11:16 · 2019年11月14日
※毎月14日はツイノベデー。11月のお題は【十】でした
小学校ではミニバスとサッカー。中学では卓球部ながらも生徒会に奔走し、高校では最初吹奏楽部に入ったが夏が過ぎる頃にはバド部にいた。大学では軽音とボランティア。#twnovel
「そんな様々な自分探しで得たものは?」
「…人脈」
「なるほど」
「だから君を紹介してもらえたわけで」
「…なるほど」
午後10:50 · 2019年11月23日
どうやら職場でインフルを貰ってしまったらしい。可愛い娘からも隔離され今夜は独り寝…寂しい。
「パパァ」
娘がドアを薄く開ける。と、その隙間からポイっと何かを投げて寄越した。
「…てるてる坊主?」
「てるてるぼうずーてるぼうずーあーしたげんきにしておくれー」
効く。超☆効く!!#twnvday
午後10:39 · 2019年12月14日
※毎月14日はツイノベデー。12月のお題は【元】でした
Xmas直前、片思い中の同期の高橋くんに遂に告白した!
「俺あと5㎝足りないけど」
「え?」
「身長。あと30㎝伸ばしてから出直してこいって」
「え…」
「憶えてない?中3のXmas」
「…え?え!?たっ高橋!?」
過去振った男に告白してしまった!
#twnovel
「返事する?」
「いや、あの、保留で…」
午後11:34 · 2019年12月23日
これキミに、と寝室に隠していた大きな花束を差し出す。赤い薔薇の花108本にキミは感激して言葉もない様子。
108は『とわ(永遠)に』ということでプロポーズの意味らしいんだけど、まあそれはそれで全くもって異存はないんだけど、108はボクにとっては煩悩の数でもある。キミへの溢れる煩悩。#twnovel
午後11:52 · 2019年12月31日