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twno-baby  作者: 花*
58/65

2019.7~9

 

「俺カノジョいるけどそれでもいいなら」

いいわけあるか!!

派手にビンタしてその場を去った。

あんな人だったの?何であんなのいいと思ったの私!

その後彼は家庭の複雑な事情とかで退職した。

#twnovel

「わざとだよあれ。諦めさせる為に」

先輩がくだ巻く私に言った。

…追っかけてっていいですか

午後8:51 · 2019年7月4日




『誕生日おめでとう』

『ありがとう。覚えててくれたんだ、嬉しいよ』

『七夕の一日前なんて、覚えやすいから』

…覚えやすいかな?いっそ七夕の方が覚えやすくないか?

何でもないただの日の誕生日を毎年律義に祝ってくれる。おかげで私も祝い返せる、何でもないただの日が誕生日のあなたを。#twnovel

午後11:57 · 2019年7月6日




『誕生日おめでとう(^-^)』

『ありがと!覚えててくれたんだ』

『七夕が誕生日って覚えやすいよね、TVで“今日は七夕です”って言うから“あ!”ってなるんだ』

『はは!親に感謝しなきゃ』

#twnovel

本当は七夕じゃなく普通の日だったとしても覚えるだろう。言い訳だけはうまくなってしまう自分に呆れる…

午前0:07 · 2019年7月7日




「今日誕生日なの~」お局さまが宣った。

「へぇ何歳になったんですか?」おい貴様!勇気あるな!

「何歳だと思う~?」出た!すっごく困るやつ!

「…35?」いやいやいや。

「やだぁ30代に見える?41よぉ」…。

#twnovel

「ああいう質問は推測年齢から10引けって。親父の遺言」

お父さん、真理です…!

午前0:10 · 2019年7月7日




同クラになったことはないがどうも気になる。それが彼女だった。#twnovel

廊下ですれ違った彼女がふいに消しゴムを落とした。拾ったそれに書かれてた『たに君』。これは所謂アレ…?彼女は真っ赤になって走り去った。誰だよたに君!

その放課後。

「好きです、しんたに君!」

「俺、新谷(あらがや)…」

午後11:43 · 2019年7月12日


※「たに君」だったのはもう「しん」の部分は使ってしまってたからです

…ってわかるか…わかるよね??




「はいこれ誕プレ」

ぽいっと何か放られた。

「え、何?…ルービックキューブ?てか既にぐちゃぐちゃなんだけど」

「6面揃えたら欲しいものあげるよ」

「言ったな!」

#twnvday

帰ってからググってどうにか6面完成させた。そこで気づいた、ある一面に書かれたメッセージ。

…欲しいものは既に貰った。

午後11:29 · 2019年7月14日


※毎月14日はツイノベデー。7月のお題は【玩具(おもちゃ)】でした




通知表を見てびっくりした。

5、5、5、5、4、4、5、5、5

え?誰これ?

名前を見る。やっぱり違ってた!これ和田くんの!私は和田さんですせんせえ!!

和田くんと目が合う。こっちに来る。ううう密かに憧れてたんだけどなあ!#twnovel

「よければ夏休み、勉強見よっか?」

「お…オネガイシマス…」

午後9:57 · 2019年7月19日




実家に戻ってきて初めての選挙。投票所に入ると。

「…」

「…」

「…こちら投票用紙です」

「あ、ども…」

#twnovel

ぴんぽんと古いベルが鳴る。出ると

「よう」

「個人情報とは」

「実家にいて何を今更。ま、住所と名字は見たけど」

「…」

「飲み行くぞ」

「…」

懐かしいまち。甘く苦い思い出の。

午後7:39 · 2019年7月21日




付き合ってるのは学校ではナイショ。だから隣の学区のお祭りに二人で出かけた。遠いとこは親がダメって言うし。あと逆に灯台下暗しかなって。

#twnovel

「…」

「…」

無言の笑顔ですれ違う。東くんと立川さん。付き合ってたんだ…

って、え!

「え!」

「うわ!」

付き合ってたんだ!

柳と植木先生!

午後11:11 · 2019年7月26日


(※柳氏は先生です)




「もう無理!どいて!」

「仕方ないだろ男は今が一番性欲がピークなんだから!女のピークの30~40代は付き合ってやるから今は俺に付き合え!」

「は?いつの話よ!」

「だから!それまで一緒にいようっていう…」

「え、プロポーズ…(トゥンク)

#twnovel

…てなるかー!もっとマシなプロポーズしろ!」

午後10:40 · 2019年8月2日




「うちのニタニの体重計、俺毎回体年齢が20歳て出るんだよ」

「自慢?」

「兄貴が乗っても21とか出て」

「ふーん」

「谷田泊めたとき計らせても22で」

「ほう」

「そこでこれ接待機器じゃね?て思って」

「は?」

「だからうち来て乗ってみてくれ!お前で40とか出たら信じる」

「ざけんな!」

#twnovel

午後11:43 · 2019年8月11日


※会話を聞いてた先輩社員

「家に連れ込むのにま~色んな口実考えるね~」

(28歳ぐらいの男女の同期です)




「じゃあもう賭けようぜ。表なら俺が折れる、裏ならお前が諦めろ」

そうして投げられたコインは転がって、転がって、教室中探しても見つからなかった。

#twnvday

5年経って、見つけた。教育実習で訪れた、思い出の教室の掃除用具入れの隅に。

スマホを出して写真を撮る。

先生、私やっぱり諦めないよ。

午前0:11 · 2019年8月15日


※毎月14日はツイノベデー。8月のお題は【賭け】でした




「明日学校行きたくないな…」

ポツリこぼすとママが「そ、そうね!無理に学校に行かなくてもね!」と怖いぐらいの笑顔で言ってそのあとこっそりスマホで「新学期 学校行きたくない」てググってた。

ごめん。終業式の日に増田くんに勢いで「好き」って言っちゃって顔合わせづらいだけなんだ。#twnovel

午前0:12 · 2019年8月28日




「お前いい加減にしろよ!」

剣道部主将が我が新聞部に乗り込んできた。

「誰が8股かけてるって!?」

配布部数を伸ばす為ないことないこと書いてきた。こいつのネタまじ部数半端ないんで。

「文句あるなら力ずくでどうにかすれば!」

「…っ」

#twnvday

周りの誰もが思った。

ペンは剣よりマジ強い。

午後10:10 · 2019年9月14日


※毎月14日はツイノベデー。9月のお題は【剣】でした




飲み会帰り、後輩とギリギリ終電に駆け込んだ車内で。

「私そういえば始発って乗ったことないです」と彼女が言った。

「じゃ今度一緒に終電逃して始発乗ってみる?」

途端に赤くなった彼女。

えっ!いや、違、あの、漫喫とかカラオケとか、そういうのであって、決してそんな✕✕な意味では!

#twnovel

午後11:59 · 2019年9月16日




彼女がいると知っていて迫った私。

彼女がいるのにそれに応えたあなた。どちらもクズだろう。

数度関係を持ってそれが彼女に発覚した。彼らは別れそして彼は私に言った。「…付き合う?」#twnovel

略奪女と浮気男。こんな私たちが幸せを感じることはないだろう。

生涯添い遂げることになったとしても。

午前0:44 · 2019年9月27日




彼と初めて出かけたとき。お昼に待ち合わせて、映画を観たら既に5時。

「あの、うち、門限6時で…」

「え」

そうだよね…引くよね…成人してるのに門限6時とか…

「そっか、じゃあもう帰らないとね」

終わった…そう思ったら。

「朝は強いほう?」

「え?」

「来週は朝5時に迎えに行くから」

#twnovel

午後11:59 · 2019年9月28日


 ↓


翌週


「…おはよう…」

「おはよ。あれ?やっぱ朝弱かった?」

「…昨夜早く布団に入ったんだけど…楽しみで寝付けなくて…」

「…(ぎゅんっ)」


公園の芝生でお昼寝しました












7月7日で誕生日ネタが多いのは、私が誕生日だったからです…す、すみませ…

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