2019.7~9
「俺カノジョいるけどそれでもいいなら」
いいわけあるか!!
派手にビンタしてその場を去った。
あんな人だったの?何であんなのいいと思ったの私!
その後彼は家庭の複雑な事情とかで退職した。
#twnovel
「わざとだよあれ。諦めさせる為に」
先輩がくだ巻く私に言った。
…追っかけてっていいですか
午後8:51 · 2019年7月4日
『誕生日おめでとう』
『ありがとう。覚えててくれたんだ、嬉しいよ』
『七夕の一日前なんて、覚えやすいから』
…覚えやすいかな?いっそ七夕の方が覚えやすくないか?
何でもないただの日の誕生日を毎年律義に祝ってくれる。おかげで私も祝い返せる、何でもないただの日が誕生日のあなたを。#twnovel
午後11:57 · 2019年7月6日
『誕生日おめでとう(^-^)』
『ありがと!覚えててくれたんだ』
『七夕が誕生日って覚えやすいよね、TVで“今日は七夕です”って言うから“あ!”ってなるんだ』
『はは!親に感謝しなきゃ』
#twnovel
本当は七夕じゃなく普通の日だったとしても覚えるだろう。言い訳だけはうまくなってしまう自分に呆れる…
午前0:07 · 2019年7月7日
「今日誕生日なの~」お局さまが宣った。
「へぇ何歳になったんですか?」おい貴様!勇気あるな!
「何歳だと思う~?」出た!すっごく困るやつ!
「…35?」いやいやいや。
「やだぁ30代に見える?41よぉ」…。
#twnovel
「ああいう質問は推測年齢から10引けって。親父の遺言」
お父さん、真理です…!
午前0:10 · 2019年7月7日
同クラになったことはないがどうも気になる。それが彼女だった。#twnovel
廊下ですれ違った彼女がふいに消しゴムを落とした。拾ったそれに書かれてた『たに君』。これは所謂アレ…?彼女は真っ赤になって走り去った。誰だよたに君!
その放課後。
「好きです、しんたに君!」
「俺、新谷…」
午後11:43 · 2019年7月12日
※「たに君」だったのはもう「しん」の部分は使ってしまってたからです
…ってわかるか…わかるよね??
「はいこれ誕プレ」
ぽいっと何か放られた。
「え、何?…ルービックキューブ?てか既にぐちゃぐちゃなんだけど」
「6面揃えたら欲しいものあげるよ」
「言ったな!」
#twnvday
帰ってからググってどうにか6面完成させた。そこで気づいた、ある一面に書かれたメッセージ。
…欲しいものは既に貰った。
午後11:29 · 2019年7月14日
※毎月14日はツイノベデー。7月のお題は【玩具】でした
通知表を見てびっくりした。
5、5、5、5、4、4、5、5、5
え?誰これ?
名前を見る。やっぱり違ってた!これ和田くんの!私は和田さんですせんせえ!!
和田くんと目が合う。こっちに来る。ううう密かに憧れてたんだけどなあ!#twnovel
「よければ夏休み、勉強見よっか?」
「お…オネガイシマス…」
午後9:57 · 2019年7月19日
実家に戻ってきて初めての選挙。投票所に入ると。
「…」
「…」
「…こちら投票用紙です」
「あ、ども…」
#twnovel
ぴんぽんと古いベルが鳴る。出ると
「よう」
「個人情報とは」
「実家にいて何を今更。ま、住所と名字は見たけど」
「…」
「飲み行くぞ」
「…」
懐かしいまち。甘く苦い思い出の。
午後7:39 · 2019年7月21日
付き合ってるのは学校ではナイショ。だから隣の学区のお祭りに二人で出かけた。遠いとこは親がダメって言うし。あと逆に灯台下暗しかなって。
#twnovel
「…」
「…」
無言の笑顔ですれ違う。東くんと立川さん。付き合ってたんだ…
って、え!
「え!」
「うわ!」
付き合ってたんだ!
柳と植木先生!
午後11:11 · 2019年7月26日
(※柳氏は先生です)
「もう無理!どいて!」
「仕方ないだろ男は今が一番性欲がピークなんだから!女のピークの30~40代は付き合ってやるから今は俺に付き合え!」
「は?いつの話よ!」
「だから!それまで一緒にいようっていう…」
「え、プロポーズ…(トゥンク)
#twnovel
…てなるかー!もっとマシなプロポーズしろ!」
午後10:40 · 2019年8月2日
「うちのニタニの体重計、俺毎回体年齢が20歳て出るんだよ」
「自慢?」
「兄貴が乗っても21とか出て」
「ふーん」
「谷田泊めたとき計らせても22で」
「ほう」
「そこでこれ接待機器じゃね?て思って」
「は?」
「だからうち来て乗ってみてくれ!お前で40とか出たら信じる」
「ざけんな!」
#twnovel
午後11:43 · 2019年8月11日
※会話を聞いてた先輩社員
「家に連れ込むのにま~色んな口実考えるね~」
(28歳ぐらいの男女の同期です)
「じゃあもう賭けようぜ。表なら俺が折れる、裏ならお前が諦めろ」
そうして投げられたコインは転がって、転がって、教室中探しても見つからなかった。
#twnvday
5年経って、見つけた。教育実習で訪れた、思い出の教室の掃除用具入れの隅に。
スマホを出して写真を撮る。
先生、私やっぱり諦めないよ。
午前0:11 · 2019年8月15日
※毎月14日はツイノベデー。8月のお題は【賭け】でした
「明日学校行きたくないな…」
ポツリこぼすとママが「そ、そうね!無理に学校に行かなくてもね!」と怖いぐらいの笑顔で言ってそのあとこっそりスマホで「新学期 学校行きたくない」てググってた。
ごめん。終業式の日に増田くんに勢いで「好き」って言っちゃって顔合わせづらいだけなんだ。#twnovel
午前0:12 · 2019年8月28日
「お前いい加減にしろよ!」
剣道部主将が我が新聞部に乗り込んできた。
「誰が8股かけてるって!?」
配布部数を伸ばす為ないことないこと書いてきた。こいつのネタまじ部数半端ないんで。
「文句あるなら力ずくでどうにかすれば!」
「…っ」
#twnvday
周りの誰もが思った。
ペンは剣よりマジ強い。
午後10:10 · 2019年9月14日
※毎月14日はツイノベデー。9月のお題は【剣】でした
飲み会帰り、後輩とギリギリ終電に駆け込んだ車内で。
「私そういえば始発って乗ったことないです」と彼女が言った。
「じゃ今度一緒に終電逃して始発乗ってみる?」
途端に赤くなった彼女。
えっ!いや、違、あの、漫喫とかカラオケとか、そういうのであって、決してそんな✕✕な意味では!
#twnovel
午後11:59 · 2019年9月16日
彼女がいると知っていて迫った私。
彼女がいるのにそれに応えたあなた。どちらもクズだろう。
数度関係を持ってそれが彼女に発覚した。彼らは別れそして彼は私に言った。「…付き合う?」#twnovel
略奪女と浮気男。こんな私たちが幸せを感じることはないだろう。
生涯添い遂げることになったとしても。
午前0:44 · 2019年9月27日
彼と初めて出かけたとき。お昼に待ち合わせて、映画を観たら既に5時。
「あの、うち、門限6時で…」
「え」
そうだよね…引くよね…成人してるのに門限6時とか…
「そっか、じゃあもう帰らないとね」
終わった…そう思ったら。
「朝は強いほう?」
「え?」
「来週は朝5時に迎えに行くから」
#twnovel
午後11:59 · 2019年9月28日
↓
翌週
「…おはよう…」
「おはよ。あれ?やっぱ朝弱かった?」
「…昨夜早く布団に入ったんだけど…楽しみで寝付けなくて…」
「…(ぎゅんっ)」
公園の芝生でお昼寝しました
7月7日で誕生日ネタが多いのは、私が誕生日だったからです…す、すみませ…