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twno-baby  作者: 花*
57/65

2019.4~6

 

中学も卒業して新年度。片思いの相手とは進学先は違うけどSNSでも繋がってるし私の恋は延長戦だよ、なんてことを叔母に話してたら

「いい時代だねえ。私のときは卒業したらもう接点がないって思って必死に告白したものよ」#twnovel

…。

SNSだっていつ切れるかわからない。

勇気を出して、みようかな。

午前0:33 · 2019年4月1日




彼女がこれから毎日俺の弁当を作ってくると言い出した。すげー嬉しいがさて母にはどう説明しよう。彼女の存在は言っていない。食費は?弁当箱は?俺の弁当を食べてもらう?量は?悩んだ結果、

「じゃあ俺も作ってくるから交換しよう!」

「えっ」

それからは互いに手作り弁当を交換する日々。#twnovel

午後9:48 · 2019年4月11日




「ユイのお弁当凝ってるー!ハムのお花にハートの玉子焼き!」

「自分で作ってるんでしょ?彼の分も」

「ソウタくんもこれ食べてるんだ~いやぁラブラブでいいね!」

「今日はソウタくんが委員会だけどたまには私たちともお弁当食べようよ」

#twnovel

言えない…実はこれがソウタの作った弁当だとは…

午後11:03 · 2019年4月11日




大きな荷物を抱え駅の階段を上っているおばあさんに奴が「持ちますよ」と声をかけた。

「優しい彼氏ね」とおばあさん。

「あ、いえ友達で」

「違うの?」

「はあ」

「あなたたちお似合いよ」

「えと」

「付き合っちゃいなさいよ」「俺はいいけど」

「え…?」

なんか、カップル成立しました。#twnvday

午後11:56 · 2019年4月14日


※毎月14日はツイノベデー。4月のお題は【成】でした




男子とまともに話せない赤面症の私。目が合うだけで赤面するからなるべく男子には関わらないようにしてたのに。

「もしかして佐々さん俺のこと好き?」

「えっえっ、ち、ち」

「じゃ付き合う?」

「えっえっ、い、い」

#twnovel

彼が私の赤面症のことを知ってたのを知るのは付き合って割とすぐのこと。

午後6:42 · 2019年5月13日




部屋に入ったらヤツが私の日記帳を読んでいた。

「ギャーー!」

「知らなかった。お前好きな奴いたんだ」

「酷い!プライバシーの侵害!」

「お医者さまでもよろずの神も、ってやつだな」

「草津の湯ね!」

でもまあよろずの神でも治せないだろうけど。

治せるのはただ一人だけ。あんただよ。#twnvday

午前0:37 · 2019年5月21日


※毎月14日はツイノベデー。5月のお題は【(よろず)】でした(1週間の遅刻…)




全員リレー。走順は各組で練りに練る。

「私で抜かされちゃう」「俺が全部抜き返す!」

盛り上がるカップルをクラス全員半目で見ていたが実際アンカーで彼女の声援を受けた途端猛スピードで追い上げ躓いた拍子にバク転からの前転でゴールテープを切った彼は間違いなくこの日のヒーローだった。#twnovel

午後11:08 · 2019年5月25日




「あーあ、周回遅れになっちゃった」

トラックをのろのろ走る女子。周囲は呆れ半分同情半分。

「何で1000m走に出たんだろねあの子」

#twnovel

…俺は知ってる。

クラスの女子みんなが嫌がった競技。それを

「運動苦手だしどれ出てもビリなのは同じだから」

と引き受けたのだ。

あの子を馬鹿にするな。

午後11:09 · 2019年5月25日




1年生の競技は筏流し。船頭1人が馬になったクラスメイトの背を次々に渡っていく競技だ。#twnovel

「女王様ー!」

「踏んでー!」

「踏みつけてー!」

船頭のえみりちゃんはふざける男子を無表情で踏みつけていく。あ、あれ首踏んでない?

無慈悲のえみりちゃんのおかげで我がクラスは見事1位に輝いた。

午後11:10 · 2019年5月25日




3年生の競技は大むかで。掛け声は各組で熟考する。

「イチニ」「サンシ」

「ヘイヘイ」「ヨーヨー」等々。

#twnovel

「堺!」「堺!」

「先生!」「先生!」

「お願い!」「お願い!」

「します!」「します!」

「林と!」「林と!」

「結婚!」「結婚!」

「してあげてー!」

「お前らやめろー!!」

午後11:10 · 2019年5月25日


※以上、中学生体育祭シリーズでした(おそまつ)




彼が飲み会で酔っ払って帰ってきた。酒臭くてごめん俺ソファで寝るよって。気にしないよって言っても臭いでしょダメって聞き入れてくれない。 #twnovel

私は財布を片手にコンビニに走った。ビール1本チューハイ2本、お酒は弱くないけど一応烏龍茶1本。赤ら顔の彼を肴に飲み干す。よし。一緒に寝よう。

午前0:15 · 2019年6月2日




「タクをいじめるなあ!」と上級生に向かっていく。「まかせろ!タクのエラーなんかすぐナシにしてやる」と満塁ホームランを打つ。君はいつも僕の勇者だった。だけどこれだけは、僕だって。

「お、お嬢さんをください!!」#twnovel

式では僕は勇者扱いだった。何しろ彼女の父は格闘家だったのだから。

午後11:15 · 2019年6月14日


※毎月14日はツイノベデー。6月のお題は【勇者】でした




メッセージにすぐ既読がつくのが苦手だ。向こう側に相手の存在が感じられるのが気まずい。だから彼女にも急用でなければ送らないが、怒られる。たまには甘い言葉も送れと。 #twnovel

だから君が夢の中だろう深夜2時にこそこそとメッセージを送るのだ。

既読がつくのは朝だろう。

その頃自分は夢の中…

午前11:52 · 2019年6月22日




あれこの猫…

見たことある猫の写真から、同級生の彼ママのSNSを見つけてしまった。度々話題に出てくる彼は微笑ましくて。気づいたらフォローしてて相互になってた。#twnovel

そのうち彼を好きになっちゃって、告って、付き合い出して。

彼ママとの初対面で『オフ会!』と密かに思ってたのは内緒です。

午後10:03 · 2019年6月28日






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