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twno-baby  作者: 花*
45/65

2018.4

 

「実は結婚しましたあ!」

「またまた」「またまた」

「いや今年は本当!去年のこの日にプロポーズされてだから今日入籍を」

「またまた」「またまた」

「本当だって!彼も連れてきて…ってあれいない!」

「またまた」「またまた」

「だからー!」#twnovel

友人らと彼の茶番だった。くそー!#4月馬鹿

15:25 - 2018年4月1日


※去年の4月1日のをご覧になっていただければ…




惚れっぽい友人が一目惚れした彼。

「同クラなら彼の中身探ってきてよ!」と頼まれた私は言われるがままに、彼に近づき話しかけ色々聞き出す。

作家の趣味が合う。好きな食べ物が合う。…ヤバいな。

そして遂に彼に言われてしまった。

「付き合わない?」

#twnovel

友人は、もう他の男子に惚れていた。

19:51 - 2018年4月4日




方向音痴の私。だから恋人にするなら道に迷ったりしない頼れる人がよかった。よかったのに。#twnovel

「何で一緒に迷っちゃうのよ!」

「ええ~」

「こんな筈じゃなかった!こんな筈じゃ!」

「ここどこだろ~」

「こんな!」

「あっすげいい眺め発見!ほら来て!」

「…」

悪いことばかりでも、ない。

20:15 - 2018年4月5日




黄色い帽子を被りピカピカのランドセルを背負った子供たちがテレビに映る。

「いいねぇ眩しいよねぇ一年生って…」

すると夫が「君も眩しいよ」と言った。だって君も奥さん一年生でしょ?と。#twnovel

となるとあなたも旦那さん一年生。

そのうちママ一年生とパパ一年生。

一年生はまだまだ続くのだ。

20:52 - 2018年4月6日




私は彼が好きで、彼は私の親友が好きで、親友は彼の幼なじみが好きで、その幼なじみは私が好き。

だから私たちはいつも一緒。男友達と女友達と好きな人と一緒。楽しい。

今はそれでいい。だって子どもだもん。めんどくさい色々は、も少ししてから考える。だから今はこの四角形を放っておいて。#twnovel

20:29 - 2018年4月8日




最初に見たのは中学に入学してすぐの教室移動のときだった。前髪長めのチャラそうな先輩。その先輩が廊下に落ちていた紙くずを拾っていた。

それからなぜか目に付く。何でいつもゴミ拾ってるんだろ?

そういうのが、段々と私の中に積もっていって。

ちりも積もれば山、じゃなくて、恋になる。#twnovel

19:54 - 2018年4月11日




朝のTVの星占い。『いつもと逆の手を使ってみましょう』#twnovel

制服を逆の手から通す。逆の手で朝食。逆の手で歯磨き。ってやってたら時間が!

ギリギリ着いた駐輪場で、そうだ逆、と自転車を右に降りようとして…うわコケる!

と思ったら「あっぶねー」と彼に抱えられた。

…明日も星占い、観よう。

8:28 - 2018年4月13日




寝坊して毎回遅刻の俺に遂に担任がキレた。ヤバい。まじヤバい。

親は早朝に出勤、アラームは止めてしまう。悪友に「何してもいいから起こせ」と頼み込んだ翌朝、鳴り続く呼び出し音に不機嫌な声で応答すると。

「あ…あの、おはよう」

片思い中の彼女からだった!

#twnvday

「一発だろ?」

一発です。

20:46 - 2018年4月14日


※毎月14日はツイノベデー。今月のお題は【寝坊】でした




白が好きな君は学生の頃からよく白を着ていた。白のトップス、白のボトムス。

だからウェディングドレスを着た君を見ても「ああ、君の色だな」としか思わなかった。あなた色に染まります、ではなく君の色である白に僕が染まるのかもしれない。#twnovel

今日も君は白を纏う。白いエプロン、白いシーツ。

21:51 - 2018年4月17日




君は忘れてるかもしれないけれど今日は記念日なんだよ。

そう言ったら君はこう返した。

「私からしてみたら貴方と出会って毎日が記念日だよ。出会って1日、出会って2日、出会って3日。だから結婚した日が特別とは思わないの。でも貴方にとって特別なら、それはごめんね」

#twnovel

むしろ僕がごめん。

22:27 - 2018年4月20日




自販機で水を買ったら一緒にいたサークル仲間の女子が「私こういうのと水道水との違いがわかんない」とのたまった。嘘だろ、有り得ん、バカ舌、と散々罵倒したあとに言いすぎたかなと後悔したとき

「でも何でもおいしいから幸せだよ」と笑顔で返され。

何と言うか、負けた気がした。イロイロ。#twnovel

7:11 - 2018年4月24日




彼らの一連のやり取りを食堂で聞き。

「私だって違いわかるよ」と言うと向かい側の彼が「え、じゃこれわかる?」と飲みさしのペットボトルを前に置いた。

…いや待て、飲めませんがな。

「何だよそんなに嫌かよ水道水!」

水道水かよ。いやそうじゃなくて。

それは飲んでも味の違い、わからない多分。

7:01 - 2018年4月25日





オマケ


以下、4月11日のツイノベから始まるたむらさんとのリレーツイノベです

花(後輩目線)→たむらさん(先輩目線)→花→たむらさん、となっております

素敵な最後に乞うご期待!


・ ・ ・ ・ ・


最初に見たのは中学に入学してすぐの教室移動のときだった。前髪長めのチャラそうな先輩。その先輩が廊下に落ちていた紙くずを拾っていた。

それからなぜか目に付く。何でいつもゴミ拾ってるんだろ?

そういうのが、段々と私の中に積もっていって。

ちりも積もれば山、じゃなくて、恋になる。#twnovel

19:54 - 2018年4月11日



新一年生が校内うろついてんのってなんかかわいーね。ガラでもないのに『先輩っぽい、いいことしなきゃ』って思っちゃった。で、いつもはしないくせに紙くず拾ったりして。#twnovel

そしたらさ、けっこう落ちてんのよ。一回見えちゃったらダメだね、しないと気になっちゃってさ。

君のこともさ。

20:20 - 2018年4月11日



ゴミを拾ってる先輩を見てるうちに私も気になってきちゃって、校内でちょっと目についた紙くずとかを拾うようになってしまった。あ、あそこにも。#twnovel

「最近オレの仕事が減ったなあと思ったらキミのせい?」

いきなり後ろから声をかけられた。

「そ、そんな」

「うーそ」

笑顔の先輩が眩しい。

21:36 - 2018年4月11日



気が付いたら俺らは自発的に校内清掃に励む素晴らしい生徒、なんて云われるようになってた。

「美化委員でもないのにな」

「罰掃除でもないですけどね」

そう笑いながら、拾う紙ごみ。#twnovel

「すっかりきれいになりましたね!」と見上げてくる彼女に言いたい。

すっかりきれいになりましたね。

23:16 - 2018年4月11日


・ ・ ・ ・ ・


うまい!というか、いやン!っていう最後でした(ノ∀`)




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