2017.4
「今日は沢山嘘つくからね!」
そんな風に始まった彼女との4/1のデート。
けど「信号赤だよ!」と止められれば本当に赤だったし「これめちゃ甘~」と分けられたチョコバーは超絶甘かった。
そして「大好き」という笑顔。え、まさかこれが…?#twnovel
「嘘つくねって嘘言ったでしょ」
2017年4月1日 09:41
「おっ待たせ~」
「どうだった嘘」
「あれね!超ウケたよ~みんな吃驚してさあ!ありがとねネタ提供!」
「…4/1についた嘘はさ」
「ん?」
「実現しないってジンクス知ってる?」
「え?」
「結婚できないかもね」
「ええええ」#twnovel
「だから僕がもらってやるよ」
「え」
2017年4月1日 12:04
ケータイもスマホも持ってないの。
これで大抵引っ込む。本当だし家の電話で困ってないから当分持つ気はない。なのに、
「池田くんから電話よ~」
ホントに家の電話にかけてくんなよ池田っ!#twnovel
すっかり家族に馴染んだ池田はその後「将を射んとすれば、だしね」と私の手を握った。
2017年4月5日 19:07
彼女がマフラーに顔を半分埋もれさせているのは正直可愛いけれど、本音を言えばキスがしにくい。だって外でチュッてしたいときって、あるだろう?
だから春が来てやっと邪魔なやつが取っ払われた!と思ったら。#twnovel
「このストール春っぽくて可愛いでしょ?」
…もうキスは家でするか。
2017年4月14日 21:23
「もマジ頭くるあの課長!!あんな奴死」「口内炎が」
「ん?」
「3つ一度にできればいいねその人」「う、うん」
「ごはん食べててまた噛んだり」「うん」
「あと足の親指深爪して血が出て」「うん」
「たまに角に足ぶつける」「それは痛い」
「ね」#twnovel
─恋人は優しい冷却材。
2017年4月15日 23:41
同じ高校に遠い親戚の男の子も通うから仲良くしなさいと母。
正直面倒だなと思った。赤の他人じゃん。けど。
実際に見かけたらめちゃイケメン!ソッコー話しかけに行った。
「私キミのおばあちゃんのお姉さんの旦那さんの妹の孫だよ!仲良くしよう!」
「全く赤の他人ですよね」#twnovel
2017年4月18日 08:11
幼なじみに彼女ができた。他の中学からきた子。なんで。私なんか小学校からずっと好きだったのに。なんで。#twnovel
「順番とか長さじゃないだろ」
そう言ったのはもう一人の幼なじみ。
「でも」
「じゃあ俺だって幼稚園からお前のこと好きなんだけど。俺と付き合う?」
「…つ、付き合」
2017年4月19日 09:59
(オマケ)
A:…うわけないじゃんばか!
B:…ってあげるよとりあえず!しかたないし!
お好きなほうで
「俺お前のこと好きだったんだ」
「それってどういう意味?私と付き合いたいってこと?単なる昔話?」
3年ぶりの同窓会。そうだこういう奴だった。ムードもクソもないド直球。思い出美化コワイ。#twnovel
でもそうだ、こういうところが好きだったんだ。だからこっちも直球で
「今の話」
2017年4月23日 11:49
「手に触るとその人の好きな人がわかるんだ」
彼は少し困った顔でそう言った。そして私はまさに彼の手を取ろうとしていた。絆創膏を貼るために。
んなアホな。気にせず手を取ろうとしたら「し知りたくないんだよ!もし俺じゃなかったら…」#twnovel
─逆に彼の好きな人を知ったわけですが…
2017年4月24日 22:29
今どき女が4つ5つ年上なんて誤差のうち。なのにそこに元号の壁があるだけでどうしてこうハードルが高く感じるのか。#twnovel
「年下ダメっすか?」
「勘弁してよ平成生まれなんて…」
「俺アメリカ育ちなんでショーワとかヘーセーとかわかんないっす」
そもそも壁が存在していなかった。
2017年4月29日 21:13
ツイノベbotアカウント(@hana_twno_baby)を作りました
機械的に1日3回過去のツイノベが流れます。350篇強ありますので4ヶ月は被らないかな…
こちらはフォローやリプ等まったく放置なアカウントなので、TLにちょっと流れてきて読むぐらいがちょうどいいな、という方はフォローしてみてください(^o^)