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twno-baby  作者: 花*
30/65

2017.2

 

告白してきたのは彼。一緒に住もうと言い出したのも彼。友人らは「彼氏押せ押せタイプなんだねえ」と言うけれど。

#twnovel

実はこっちが酔ってるときや寝ぼけてたりするときにそういうことを言ってくる臆病で狡い彼なのだ。

さ、今回も私が酔ってるうちに言い出せば。「結婚しよう」って。

23:02 - 2017年2月4日




口寂しいとき用に、キャンディポットに飴玉やキャラメルを入れてテーブルに置いている。だけど最近その中はチョコやマシュマロで満たされている。

「口の中ですぐなくなるようなもの入れないでよ」

入れた犯人に抗議すると。

「わざと入れてんの。キスしたいときにしやすいように」#twnovel

23:48 - 2017年2月6日




ママのてはまほうのて。ようちえんのおうたもアニメのもなんでもピアノでひいちゃうし、だいすきなキュアプリのえもそっくりにかいちゃうの。ばあばのにがおえもそっくり。ふふふ。#twnovel

「あとねすごいのはねチーンてなるとあっというまにからあげがね!」

「はいまぁちゃんストップー」

23:33 - 2017年2月8日




恋人がいないときは夏の方が断然いい季節だった。だって女の子薄着だし。プールや海行って水着とかもうゴチソウサマデスだし。

でも恋人がいるとなれば断然冬。もっこもこに武装した彼女を寒い寒いと抱き込み頬ずりし、最後にそれを引ん剝くのは自分だけ。

あー今日も、すっごい寒。#twnovel

13:48 - 2017年2月9日




10年ぶりの中学の同窓会。誰が来るかなんて事前に聞いてない。気にならない。どうってことない。何とも思ってない。平常心。

なのに、お店であっという間に見つけてしまうんだから厭になる。もう覚悟を決めて訊いてみようか。

#twnovel

ねえ、卒業式のあと、言いかけた言葉は何だったの?

17:48 - 2017年2月9日




「なんでニンニク入れるのー!」

一回り上の恋人がラーメンにニンニクを大量投入した。

「何だよ。入れた方が旨えンだよ」

「…このあとクサいじゃん…」

「もう帰るだけだろ」

「…」

これは今日は無いな。

今日こそキスを期待してたのに。

全然手を出してくれない、酷い人。#twnovel

21:14 - 2017年2月10日


※彼氏、わざとニンニク入れました(自制) ティーン×社会人




遠距離恋愛中のカノジョから届いたチョコレート。開けると大きなハートのチョコ。が欠けていた。欠けた分は見当たらない。ということは最初から欠けていたということだ。これはどういう意味…

ピンポーン♪

「欠けたハート、届けに来ましたあ!」

違う。僕に欠けているのは、君だ。#twnvday

9:10 - 2017年2月14日


※毎月14日はツイノベデー。今月のお題は『欠片』でした




フラれた。

あいつが。

音楽のセンセイに。

「フラれるのはわかってたんだけど卒業前にケリつけたくてさ」

「ふうん」

「ふうんって…」

#twnovel

大体なんで過去あんたにフラれた私に言うの。

慰めてなんかあげないよ。でも一番そばにいる。私はまだケリをつけたつもりはないからね。

19:40 - 2017年2月16日



フラれた。

あいつが。

生物のセンセイに。

「フラれるのはわかってたんだけど卒業前にケリをつけたくて」

「ふうん」

「ふうんって…」

#twnovel

大体なんで過去お前にフラれた俺に言うわけ。

慰めてなんかやらないよ。でも一番そばにいる。俺はまだケリをつけたつもりはないからさ。

19:42 - 2017年2月16日


※男女それぞれバージョンで。音楽教師といったら若くて美人で高嶺の花、生物教師といったら見た目もっさり・実は端正な顔立ちの変人。どちらがお好きですか?




いつも優しくて甘やかしてくれる年上の彼。でも最近仕事が忙しいらしく中々会えない。

「浮気じゃないの?」

まさか!

合鍵を使い彼の部屋で待つこと数時間。深夜に帰ってきた彼はぐったり疲れた顔、でも私を見て頬を緩めた。

私はぎゅっと彼を抱きしめる。どうか私にも、甘えて。#twnovel

23:23 - 2017年2月16日




風が強い。関東は春一番らしい。

通学路の少し前を女子が歩いている。同じクラスの地味めな彼女は真っ黒な髪をぎゅっと一つに結びスカートはジャスト膝。

色気ねえなあ。と、

「きゃっ」

そこでスカートが翻った。…黒レース。

見た目で女を判断するなよ、と風が言った気がした。#twnovel

12:39 - 2017年2月17日




「ほらこれ、やるよ。集めてんだろ?」

#twnovel

今日も彼が菓子パンからシールを剥がして寄こす。私が点数を集めているのを知ったあのときから。

「もう応募した?」

「まだ」

「えー。結構たまっただろ?」

勿体なくて手放せない。とは言えない。

何点ためたら、君の心をくれますか。

9:02 - 2017年2月27日


※春のパン祭り








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