ユニコーンの悩み
白いもやに隠された神秘の森。
キツツキが湖畔でユニコーンを見かけ、挨拶した。
「ご機嫌いかが?」
「見ての通りだ」
「ユニコーンさん、また暴れたんですってね」
「それ、誰に聞いた?」
「倒木の穴に暮らす、ネズミの奥さんからです」
「……そうか、中に居たのか」
「どうして、穴にその立派な角を突っ込んでグリグリしてたんですか? 奥さん、怯えてましたよ」
ユニコーンは苦々しく答えた。
「……たまに、角の生え際が痒くなるんだ」
白いもやに隠された神秘の森。
キツツキが湖畔でユニコーンを見かけ、挨拶した。
「ご機嫌いかが?」
「見ての通りだ」
「ユニコーンさん、また暴れたんですってね」
「それ、誰に聞いた?」
「倒木の穴に暮らす、ネズミの奥さんからです」
「……そうか、中に居たのか」
「どうして、穴にその立派な角を突っ込んでグリグリしてたんですか? 奥さん、怯えてましたよ」
ユニコーンは苦々しく答えた。
「……たまに、角の生え際が痒くなるんだ」
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