【登場人物紹介】
『雪華姫は斯く嗤う』のキャラクター紹介です。
他のお話とのつながりや物語の後の蛇足的なものも含めて!
こちらのお話の本編は、同時刻に最終話が更新されております。
同じ世界の他のお話、
『ファントム・ミラー』はこのお話の時代より37年後、
『わたしを忘れないで』は30年ほど前になります。
【登場人物紹介】
■フィーネ・ノルデン
ノルデン王国王女。暦926年生まれ。
茶褐色の髪に榛色の瞳を持つ。身長150cmほどで、蠱惑的な淑女の皮を被った自他ともに認める『山猿』。嗅覚が良い。食材が悪くなっているのにすぐ気がつけるので、とても便利。
本性は山猿なので、男装して街に飛び出したり、愛馬で山を駆けたりと実はやりたい放題。結婚後もヴィレ伯夫人をしながら、ベルンシュタイン大公国の仕事をしている。
五人兄弟の末っ子で、両親には溺愛されて育った。
ラルフと結婚した翌年に、第一子の三つ子が生まれた。女の子三人で髪も目の色も全て同じ子供。ベルンシュタイン、ノルデン、シュテレは大地の加護の強い民らしく、多胎児が多いが、流石に三つ子の誕生に周りはだいぶ仰天した。
ラルフとフィーネは、そのあとに生まれた男の子を含め4人の子供恵まれる。長女はヴィレ伯爵家を継ぎ、次女はベルンシュタインの高官に、三女は帝国で働いている。末っ子の四男は後に国王不在の国を継いでヴォルフ国の国王になった。フィーネの外見や大地の加護が強い特徴は、この末っ子が引き継いでいる。
■ラルフ・ヴィレ
ノルデン王国ヴィレ伯。暦914年生まれ。明るい鳶色の髪に錆色の瞳を持つ。身長は192cmほどの普通体型。
学園卒業後に前シュタルツ候の紹介でヴェロニカ・グロールと結婚したが、一年程で破綻している。
元々ラルフは爵位は弟に譲り、フィーネの長兄カミルに生涯仕えるつもりだった。だが、祖国ノルデンを継ぐ弟がどうにも危なっかしいと不安がったカミルに勧められ、祖国に帰還。外交と国王補佐役としててんやわんやの毎日を送っている。
カミルとは幼児の頃から今に至るまで、そしてこの先も、いつまでも仲が良い。
【ノルデン王国】
■アルヴェルト・ノルデン
ノルデン王国第四王子。暦922生まれ。漆黒の短髪に真紅の瞳、フィーネ曰く脳筋馬鹿兄の筋肉だるま。
頭を動かすより体を動かす方が好き。国王業はエミリアが継ぐかフィンが継ぐかで実はだいぶ揉めた。
本編直後平民の貸本屋の彼女を妻にするが、実際彼女がノルデンに来たのはその数年後。しかも娘を出産後、すぐに亡くなったので、実質結婚生活は一年ほどしかなかった。
その後、シュテレの貴族の娘と再婚するが、その彼女が今回ランベルトの婚約者候補だったファラー家の娘ヨゼフィーネ。共に再婚同士で息子が一人生まれた。
■ エミリア・ゲルスター
ノルデン王国第三王女。暦921生まれ。漆黒の髪の癖毛に、明るい砂色の瞳を持つ筋肉女子。身長は188cmほど。体重は秘密。
ノルデンの神槍の使い手。これは男槍なので、かなり重いが軽々と振り回す。この神槍はアルも使えたが、エミリアの方が技術的に上だったので彼女が使う事に。国王業を辞退した理由は、魔物と戦う前線で生きたいため。自分の能力はノルデンの盾だと思っている。
夫婦仲が良く、子供も三人いる。三男のアレクシスは『ファントム・ミラー』の時代に帝国一強い男。
■マルク・ヴィレ
ヴィレ伯家三男、暦923年生まれ。兄ほど温厚な性格ではない。フィーネのことは苦手。
ランベルトの側近として仕えた。奥さんは3話夜会の時に出会ったレナ嬢。よく食べるお嫁さんなので、食べる姿が可愛いなぁと思っている。
■ディーン・ゲルスター
ゲルスター伯。暦919年生まれで身長は163cm、ぽっちゃり男子。
若くして伯位を継いだフィーネの従兄弟。のほほんとしているが、現在の王妃より国内内務の仕事を継いでいる。ほんわかした外見からそう見えないが、頼りになる人物。
子供の頃からノルデン兄弟と親しい。フィーネのことは手のかかる妹だと本気で思っている。
■フィーネの母
この物語の時点で53歳ほどの暦894年生まれ。
引退したがっている夫の横で、今日も生き生きと働いている。
子育てはほとんど周囲に任せっきりだったが、子供たちのことはとても大切に思っている。特に一番下のフィーネのことはとてもとても可愛がった。
父はあまりフィーネに懐かれていなかったので、今も少し寂しいと思っている。
【北峰五国】
帝国の北方に位置するベルンシュタイン大公国を宗主国とする五国。
■ランベルト・ベルンシュタイン(ヴェルザー)
北の大公、琥珀の女神の血を引く最後の一人。
暦925年生まれ、195cmという高身長で体格もガッチリしている。ベルンシュタインの男たちは大きな体のものが多い。
数代前の北の大公(スヴェン候)とヴェルザー辺境伯夫人の不義の子。つらい身の上から一気に大公まで上り詰めたが、生涯苦労の絶えない人物。この頃は必死になって前に進もうと藻掻いていた時期。
23歳でレーニャ・ベールと婚約、28歳で結婚することに。だがレーニャとの関係は非常に悪く、婚約破棄をするつもりでいる。
次のお話はランベルトの物語です。不幸な終わりが確定していますが、よければご覧ください。
■マティアス・シュテレ
シュテレの王子で最後の王、暦926年生まれで運動不足の肥満体型。
フィーネに執着していたが、自分より位の高いノーヴァ公の執着を知り手を出せないでいた。学園時代は何度かフィーネに暴行を加えようとした過去もある。
■フランツェスカ・シュテレ
シュテレの王女、暦931年生まれの病弱体質。
灰桜色の珍しい瞳を持つ。ランベルトと一曲踊った後すぐに彼の元から去ってしまった。
【シュテレの娘たち】
■エルナ・ランゲ(暦932年生まれ)
■ヨゼフィーネ・ファラー(暦932年生まれ)
ランベルトの婚約者候補。
エルナは強く、学園卒業後は軍部に就職する。苛烈な娘。
ヨゼフィーネはベルンシュタインの貴族の男に嫁いだが、不幸な結婚を経験し離婚。その後アルヴェルトと再婚し、ノルデン王妃になった。
【帝国】
この大陸のすべての国を支配している帝国。皇帝は黄金の女神の末裔。
■カミル・シュタルツ
現シュタルツ侯で帝国の軍務で働くフィーネの長兄。暦916年生まれ。
だいぶ若い時に公爵位を継いだ。今はシュタルツ候として帝国の軍務の仕事に関わりながら、問題の多い旧【風の王国】三国の調停役件シュタルツ領主として忙しく働いている。滅多にノルデンに帰ることはなく、フィーネの結婚式で帰国した後、現役時代は一度も北峰に帰ることはなかった。
恐妻家だが、夫婦仲はとても良い。
■ワルフリード・ゴルド・シュヴァルツエーデ
北の公爵、暦918年生まれ。長身で堂々とした体格の偉丈夫。自分が天然民な自覚はない。
本編の直後に皇女と正式に結婚し、皇子ユリウスの父になる。皇女とは生涯距離のある夫婦関係だった。
ユリウスの息子エアハルトは瞳の色こそ違うが、ワルフリードにそっくり(ちょっと筋肉が多い)。ちょっとずれているところもそっくり。
■ヴァルデマ・ゴルド・ノーヴァ
ノーヴァ公、929暦年生まれの十八歳。黙っていれば美少年。背が低いのがコンプレック。黙っていれば超絶美少年。
早くに両親が亡くなったので、ノーヴァを牛耳るろくでもない大人に育てられてこうなった。皇女とは幼馴染のような関係。
フィーネのことを諦め切れず数年過ごすが、26歳の時に皇女の命令でもう一つの公爵家ヴェルドフェスの娘を娶る。
■ ヒルデグラント・ジル・ゴルドメア
帝国皇帝、暦892年生まれ。
娘のイングリートとの関係が悪化してしまっているが、元々はとても愛していた。そのため、娘があからさまに自分を嫌っている事がとても悲しい。
イングリートの息子ユリウスが産まれた時は大変喜び、自分の後継者としてしっかり愛しながらも躾けた。その後12歳のユリウスに皇帝位を譲り、その直後に死亡している。
■イングリート・ジル・ゴルドメア
帝国皇女、皇帝のただ一人の娘。暦930年生まれ。白銀の髪に紫水晶の瞳を持つ美人。父親が誰かは公表されていない。
かなり若い頃から数々の男たちと華やかな噂を生み出し、結婚後もそれは続いた。母親より後継者に指名されることはなく、その後息子を廃し自らが皇位につく反乱を起こす。
■エミール・シュタルツ
前シュタルツ候にして、最終的には皇帝の太師を務めた。暦894年生まれ。
シュタルツ候の仕事はかなり早い段階で娘婿のカミルに任せ、そのあとは生涯皇帝に忠誠を誓う。次の皇帝、ユリウスの教育係も兼任したらしい。
【ざっくり国家紹介】
■帝国【ゴルドメア】
ゴルデン大陸に存在するすべての国を治めている国家。その支配は帝国直轄地を含め31の国と地域に及ぶ。
はるか昔に女神が降臨したと伝えられ、その降臨した場所が首都エンデル。
広大な帝国を支配するために帝国領土では帝国十家を主たる国主として、他の地では【北】【東】【南】の三つの国を大公国として支配の要に据えている。
■北峰五国
・北の大公国ベルンシュタイン
黄金の女神の妹、琥珀の女神が降嫁した国。今もその子孫が大公を務めている。
・ノルデン王国
北の双翼の一方、琥珀の女神の守護神獣の片割れがおこした国。今も神槍をもって女神の子孫を護り戦う。国土は山部が多い。
・シュテレ王国
北の双翼のもう一方。体格の恵まれたものが多い、北峰一平野部が多く、海に近いこともあり比較的農業分野が発展している。
・ディーンガード王国
シュテレの南西、ベルンシュタインの西側の国。通称『崖下の国』。数百年前から開墾が進められ、この時代より100年ほど前に国家として成立した。この時代は問題が多く、この数年後に国家として解体することになる。
・カーナリエ旧王国
かつては一国として存在していたが、今は統治者不在の準王国。支配者層の貴族も不在のため、ベルンシュタインやノルデンの文官が行政を行なっている。人口も少なく、四つの氏族でなる山岳民族が主な国民。
お読みいただきありがとうございます。
次からは後日談の『【異想譚】雪華姫、恋い慕う』が始まります。
こちらはフィーネが初夜遂行のために頑張るお話です。1話当たりの文字数が少ないので、2話ずつの公開になります。終わりまであっという間だと思いますが、よろしくお願いいたします。




