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日々は音まなく過ぎゆくばかり  老後人生  日日草紙

作者: 舜風人


70才もとうに過ぎて


わが身も


心も


老化が進むばかりの日々


通院もして


何種類かの薬の常用している。


それでよくなったのか?


と言われれば


あまり変わらないというのが現実だ


まあ


悪くはなってないようだから


効いてるってことなのか?


老人にとっては現状維持できれば


それで充分なのだろうからね。


目もかすむし


耳もすっかり遠くなってしまった


物忘れもある常態だし


足腰も弱った


持病も当然あるしその薬も飲んでいる


そういう毎日で


明るく楽しくって無理だろ


まあどうにかこうにか


自宅待機で過ごすしかないよな。


なにをして過ごす


と言われても何もすることなんてないのさ


とりあえずこれといって趣味もないしね




散歩


ウオーキングだってこの猛暑では持病持ちには、無理だろ。


結局家にいるしかないんだよな


我が家は30年前に分譲された大規模建売住宅団地


なんだけど


周りの住人もみんな老齢化で




70歳過ぎの人ばっかりになったよ




で歩いてる人なんて見かけないし、


この猛暑ではみんな自宅でごろごろしてるんだろうな。


定年退職でしばらくはパートしてても


さすがに70過ぎると


それも無理で


自宅待機しかないんだよな


それが多くの老人の実態なんだろうな


そして私もその一人ということだよな


なにもすることがない毎日が音もなく


すぎさってゆくばかり


そして日々老化は進むばかり


どうしたらいいのだろうか?


というか


どうしようもないよな


ただ日々に任せて


命ある限り


その命を


生かされてゆくだけだよな


でも


それでいいんだと思うよ


それが老後人生の現実なんだから


だって


多趣味


多彩で


元気いっぱいで


運動にサークルに


どんどん参加する


そんな老人って


空想だろ。




現実は持病があって


外出もできず


自宅待機


何もすることがないというが実態からな。




だからそれでいいんじゃね


というか


それで十分だと個人的には


そうおもうよ。




いいんだよ


それでいいんだよ


悩まなくていいんだよ


それで十分だからね


ただ


生きてりゃあいいんだよ




生きてるだけでいいんだよ




それで十分だよ




食って寝て


テレビ見て


ぼーーっとして


それでいいんだよ


だってすることなんて何もないんだから


いまさら趣味もサークルも運動も


無理だろ


だから人さまざまで


持病もあれば足腰も弱り


動けない人だっているしね


だからいいんだよ。


それでいいんだよ


悩まないでいいんだよ


自分なりの老後人生で


いいんだよ


わかったかい



















































































































































































































































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