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元婚約者 フェレ皇国から帰国する

こんにちわフロレンティーヌです。


叔父様の婚約式の後お母様は三人目の女の子を出産しました。

めちゃ安産だったそうです。

私はめちゃ嬉しいです妹ほしかったから。

いつもベビーベットに釘付けで赤ちゃんのほっぺを触っています。


「かわいい~~」


お名前はエレンディエーヌ・マリアとなずけられました。

お祖母様にそっくりだそうです。


お父様とお母様は嬉しそうです。

私もこんな風に愛されているのじ~~~んとします。


今回は女の子だったのでお母様のお乳の時間お父様は大人しいです。

いっぱいちゅうチュウ吸っています。


「いっぱい飲んで大きくなってね」


お母様嬉しそうです。


いつまでもこの平和な暮らしが続きますように。と思っていたら暗雲が立ち込め始めます。


今回フェレ皇国の大使が変更されると前任のフェレ皇国大使が帰国することになりました。


ただ帰国に際して何故かお父様に内密にされていたそうです。

実はここが今回の騒動というか大事件の始まりでした。


「フォルディス大公ご夫妻ご到着」


先触れと同時に会場に入るお父様達。


「フォルディス大公殿下 妃殿下

 ご機嫌よう」


「ご機嫌よう」

「ご機嫌よう」


「さて、今日はなんの夜会?」


お父様がワインを手にしてお母様に聞いています。


「さぁ、私も聞いていないです」


そんな会場でひときわ騒がしいグループがあります。


「……本当に…ご無沙汰……です」

「ほ…ん…お元気でし…か?」

「本当に…被害……陛下の…無事に帰国よか…」

「まぁ今はお子様…も三人お…ですし。

 陛下…問題が…ないと」

「よか…ですわ…公爵閣下…フェレ皇国からご帰国おめで…ございます」

「今日は……ラルファ…閣下」

あまり話の内容は聞き取れないけど。

陛下の命で帰国した人の話、三人子供がいる?

でフェレ皇国帰国?


お父様は偶然その話が聞こえました。するといきなりお母様の腕を掴んで早足で会場を去ろうとします。


「ヴィクトール様?どうかしましたか?」


お父様怒った様子でお母様の問いに無言です。

ドンドン進もうとした時、その輪の中心にいた人物が呼び止めました。


「アレキサンドリア?!」


はっとお母様がその声の先に振り向きます。


顔を見て見覚えのある顔だったみたい元婚約者のラルファルド公爵だそうです。


「ラルファルド公爵?」


お母様に近づこうとしているラルファルド公爵にお父様が立ちふさがります。


「我が妻、大公妃になにか御用か?」


かなり顔が怖いです。

目尻をあげて刺すような視線が獲物を捕らえた豹のようです。 


「いえ大公殿下 申し訳ありません」


ラルファルド公爵は目線を外して申し訳ささそうに後ずさりしまてしまいました。


「失礼いたしました大公妃」


そういって礼儀の通りお母様の手をとり甲にキスをしました。


普通のマナーの一つですが、お父様は終始不機嫌です。


「いくぞ!アレキサンドリア」


お母様の腕を掴んでそのまま会場を後にして馬車で帰ってしまいました。


会場はザワツイテいます。


「ラルファルド公爵は大公の怒りを買って皇国の大使に左遷させられていらっしゃったのよ」

「そうですわね。婚約破棄してくれたおかげで結婚出来ましたのに。」

「大公の嫉妬ですわね」

「おかわいそうなラルファルド公爵」

「大公の妃への溺愛は尋常じゃありませんもの」

「あの敵対する国での大変なお仕事でしたのに」

「本当に大人気ない」

「勝手に皇太子を放棄なさるなんて勝手な」

「大公女の誘拐事件も越境の派遣軍も陰で公爵が動いてくれたおかげでしたのに」

「恩知らずにもほどが。」 

会場はラルファルド公爵養護派で占められています。


お祖父様お祖母様お見えになりました。


「ラルファルド公爵帰国を祝い 皆で乾杯」


お祖父様の声で歓喜がわきます。


ラルファルド公爵膝を折り皇帝陛下にお辞儀をします。


お祖母様はキョロキョロして会場を見渡しました。


「あの子はどこ?」


「あ!フォルディス大公殿下ならさきほど会場を出られたようです」

侍従長が伝言する。

はっとお祖母様は申し訳なさそうに言った。


「あの子ったら。御免なさいね。大公妃の事になると見境なくて」

ため息が深い。


「当然です。恋がたきですから だいじょうぶです」


その頃馬車の中ではお父様が超ご機嫌ななめです。お母様はどうしようと落ち着きがありません。

本当になんとも思わないのに。

ヴィクトール様はどうしてこうもなんて思っておられます。


ヴィクトールは海よりも深いため息をついたと思ったら、アレキサンドリアの膝にバタッと倒れこんだ。


「違うんだ。アレキサンドリアお願いだ。彼とは二度と会わないでくれ。

 二度と。君の事が心配なんだ。」


お父様の嫉妬といったら半端なくやばいやつです。

お母様はわかっているので優しく髪を撫でてあげます。


「ええ。わかりました」


「いいね。二人っきりとか絶対だめだからね!」


「はい ヴィクトール様」


お母様は今夜も寝かせてくれないかもと思いながら、寝台に入ったそうですが、お父様は珍しくお母様を腕に抱くと抱きしめてそのまま眠りについたそうです。

なんだか不思議な出来事だとお母様は思ったそうです。



今回はアレキサンドリアが因縁の相手と騒動が。


ブックマーク ありがとうございます。


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