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97.痕跡を追う



 俺、リーフは調査で村まで来ている。


 そこで村人に成り代わった、ゲルみたいな化け物と遭遇した。

 村にいた顔の無い化け物達は全員、消毒したんだけど……。


「どれも知性があんまり感じられなかった。多分、操ってる親玉がいるんだ」


 俺とタイちゃんは村の外にて、調査を開始する。

 タイちゃんは首をかしげながら尋ねてくる。


「しかし親玉なんてどこにいるのであるか?」

「安全圏で命令してるに決まってるよ。もしバレたとしても問題ないように」

「まあ、確かに。しかしどこにいるのであるか? 敵は匂いも気配も無い化け物。吾輩の耳も、主の鼻も追跡には役に立たんぞ?」


 そこで、俺は粉薬を取り出す。


「なんであるか、これは?」

「魔力を可視化する粉薬」

「魔力を……可視化だって?」


 通常、体内の魔力を見ることは出来ない。

 けれど、この粉薬を使えば、大気中にただよう魔力を目で見えるようになるのだ。


 俺は薬師の神杖に粉薬を充填して、周囲に散布する。

 すると……。


「大気中のこの、リボンみたいなのが……魔力であるか?」

「うん」

「うんて……魔力を可視化する方法なんて、確立されていないのであるぞ?」

「へえ」

「へえ……て。はぁ……まったく、主はいつだって、自分のしたことがすごいことだ、気づかぬなぁ」


 そんなのどうでもいいんだ。

 俺にとって重要なのは、敵のアジトを突き止めること。


「見て。空気中のリボンが、同じ方向へ向かって伸びてる」

「なるほど……親玉とさっき主がたおした雑魚とは、魔力経路パスで繋がっていたのだな」


 つまり、親玉が魔力を供給して、さっきの化け物達を動かしていたのだ。


「この先にいるはず! 行こう、タイちゃん!」

「しかし……エリアル殿はどうするのである?」


 すると……。


「私もいくぞ」

「エリアルさん!」


 同行してきたSランク冒険者のエリアルさんは、俺たちの元へ近づいてきた。

 辛い顔をしながらも、それでも、エリアルさんはいくらしい。


 ほんとに、この人は強く、そして責任感が強いな。いい人だ!


「じゃあみんなでいきましょう! 敵のアジトへ!」


 

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