273.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
全身の隅々まで散々触りまくられ、悪霊の美女は「ふぅ、大満足♡」と妖艶な吐息を漏らした。
僕は床にへたり込み、ボロボロになった魔法少女の衣装をかき合わせながら、心の中で恋人に懺悔する。
(マーキュリーさん……ごめんなさい……僕の純潔が……)
「でも、触ってわかったけど……お医者様ってば、見事なチェリーボーイね?」
「なっ!? なんで触っただけでそんなことまで分かるんですかっ!」
僕が顔を真っ赤にして抗議すると、悪霊はニマニマといやらしく笑った。
「可愛い恋人がいるのに、そんなにウブじゃダメじゃなぁ〜い? どう? ここはお姉さんで経験積んでおく?」
「し、しませんっ!」
「えー? でもぉ、いざ初めてって時にモタモタしちゃったら、彼女に幻滅されて嫌われちゃうかもよー?」
「うっ……」
悪霊の言葉が、男としてのプライドと不安にグサリと突き刺さる。
確かにマーキュリーさんは大人だし、僕が不甲斐ないところを見せたら愛想を尽かされるかもしれない……。
「で、でも、僕には恋人がいるのに、他の人とそんな……」
「そこで朗報! お姉さん、こう見えて悪霊でしょ? 生身の人間じゃないんだから、浮気にはノーカンよ♡」
「い、いや……そ、それは……」
ノーカン。その悪魔的な響きに、僕の思考がぐらぐらと揺らぎ始める。
なんだか急に体が熱くなってきたし、頭がぼーっとして……。
「……って、あれ?」
ふと視線を上げると、悪霊の体から奇妙なピンク色の靄が立ち上り、僕の顔の周りを漂っていることに気がついた。
よく見れば、甘ったるい香りが鼻腔をくすぐってくる。
「ちょっと! 相手をえっちな気分にさせる怪しい靄を出してませんか!? 何やってるんですかーっ!」
「あはっ、バレてたかー♡」
悪霊が「てへっ」と可愛らしく舌を出してウインクを決める。
危うく悪霊の催眠じみた誘惑に流され、物理的ではない別の一線まで越えてしまうところだった。
僕は慌てて怪しい靄から距離を取り、第2階層の恐ろしさに再び身を震わせるのだった。
【お知らせ】
※3/4(水)
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