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【WEB版】辺境の薬師、都でSランク冒険者となる~英雄村の少年がチート薬で無自覚無双〜  作者: 茨木野
第五章

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271/273

271.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

 重い足取りで階段を下り、僕たちは第2階層へと足を踏み入れた。

 ここは第1階層では扱いきれない、さらなるヘンタイたちが待ち受けている魔境だ。


「ひぃ……こわいよぉ、タイちゃーん……」


 僕は泣き言を漏らしながら、腕の中の子猫タイちゃんに顔を擦り寄せる。

 タイちゃんは僕を慰めるように、べろべろと頬を舐めてくれた。ザリザリとした猫特有の舌の感触が、少しだけ恐怖を紛らわせてくれる。


「でも、だめだ。仕事やらないと。ギルドからきた依頼だし……よし。がんばるぞ……!」


 僕は小さく深呼吸をして、自分を奮い立たせた。

 第2階層は上の階よりもさらに薄暗く、空気がひんやりと冷たい。

 警戒しながら一歩を踏み出した、その時だった。


 するんっ。


「ひゃん!」


 突如、お尻を誰かに直接撫で回された。

 僕は変な声を上げて弾かれたように振り返る。しかし、そこには誰も居ない。

 ジョシューさんもミーメイも少し離れた場所に立っている。


「お、おかしい……気のせい……?」


 すぅう……。

 いや、気のせいじゃない!

 見えない何かが、僕の体を下から上へとじっとり触診してくる!


「きゅ、そ、そんなとこ触っちゃ駄目ぇ!」


 ぺちん!

 僕は股間へと伸びてきた『見えない手』を、反射的に力いっぱい叩き落とした。


「霊体に触れるなんて……君……やるねえ……」


 虚空から、蠱惑的でねっとりとした声が響いた。

 叩いた空間がゆらゆらと歪み、青白い光と共に、透き通った体を持つ幽霊の美女が姿を現した。


「第2階層のヘンタイ囚人が一角……はぁい♡」

「も、もしかして……幽霊……?」

「悪霊だよん」


 美女は悪びれる様子もなく、妖艶な笑みを浮かべてウインクをした。


「あ、悪霊まで封印されてるんだ……うう、怖い……」


 僕は両腕で自分の体をギュッと抱きしめ、物理法則すら無視して襲い来る貞操の危機に、本気で涙目になるのだった。

【おしらせ】

※2/25(水)


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