264.
ヘル・インフェルノ女囚監獄へと到着した僕たち。
いきなり、女看守さんが急に飛びついてきた。
女の子を殴れない僕の代わりに、ミーメイさんがぶん殴ってくれたっ。
知らない女の人から、急に襲われて……こ、こわかったよぉ~。
「おー、よしよし。怖かったのう、主よ」
タイちゃん(人間バージョン)が、僕を胸に抱き寄せて慰めてくれる。
うう……。タイちゃんのよしよし……落ち着く……。ママみがあるよぉ……。
「申し訳ございませんでした」
右頬に、くっきりと拳の跡をつけた……女看守さん。
まだ少し煙が出ている気がする。
「私は看守長のジョシューと申します」
「り、リーフ・ケミストです」
「タイちゃんじゃ」
「ミーメイっす」
ジョシューさんがじっ……と、いや、違う。
じぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!
と、僕を穴があきそうなくらい、熱烈な視線で見つめている。
視線が、ねっとりしている!
「あ、あのぉ~……」
「ジュルリ……美味しそうなショタ……」
「ひっ……! た、食べても美味しくないですよっ!」
「はっ! 失礼。あまりに美味しそうでつい……」
「ひぃ!」
人食べちゃう系のモンスターなのかなっ。
ヘル・インフェルノっていうくらいだし、看守さんも悪魔的な何かなのかもしれない。
ガタガタと震える僕を見て、タイちゃんは呆れたようにため息をつく。
「主よ。おそらく主の考える【食べる】と、あやつの【食べる】は別の意味じゃよ……」
「どういうことなんだよぉ~」
僕にはわかんないよ!
とにかく、ここが危険な場所だってことだけはわかった!
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