匂い
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
上空にて。
タイちゃんが、何者かによって連れ去られてしまった!
僕はミーメイさんを抱きかかえたまま、空を翔ける。
空を蹴って進む方法は、アーサーじーちゃんに教わった。
じーちゃん仕込みの歩法で、僕は雲の中を駆けていく。
「どこに行ったのか、わかんねえっすね」
「大丈夫、わかります。僕……実は鼻がいいんです」
僕は、幼いころから薬草と暮らしてきた。
そのせいで、嗅覚が異常に発達したのだ。
「タイちゃんの匂い、覚えてます。それを辿っていけば、彼女の元へ行けます!」
「こ、この雨雲の中でもっすかぁ?」
……僕らがいる雲の中は、荒れ狂っていた。
雷がそこかしこで鳴り、雨がざぁざぁと降り注ぐ。
けれど――
「大丈夫です! バッチリ匂ってます!」
「い、言い方ぁ……タイちゃんも、いちおうメスなんすから……」
はっ! そうだった!
女性に「匂ってる」なんて言い方、絶対ダメだよね! 反省しなきゃ……!
「でも、雨の中でも匂いを辿れるなんて……さすがっすね、リーフさん♡
うちの未来の旦那だけのことはあるっす……!」
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
新作の短編投稿しました!
タイトルは、
『現代最弱の退魔士、異世界を行き来できるようになり、最強唯一の魔法使いとなって無双する〜霊力のない無能は要らぬと実家を追放された俺、異世界で魔法を習得し現代に戻る。今更土下座されても戻りません』
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