243.船が出ない
《リーフSide》
僕はミーメイさんと合流した。いよいよ、ヘル・インフェルノ女囚監獄へ突入だ……!
っておもって、港町までやってきたんだけど……。
「え、船がしばらく出ない!?」
商業ギルドの受付にて。
受付嬢さんは申し訳なさそうに、頭を下げてくる。
「悪天候を起こしており、それがおさまるまでは、船が出せない状況にあります」
「そんな……」
今も、ヘル・インフェルノ女囚監獄では、病気で苦しんでいる患者がいるっていうのにっ。
悪天候のせいで……もうっ。
しかもマーキュリーさんは一人で先にいってしまったようだ。
彼女一人に、負担をかけさせてしまってるかも……。僕がもたもたしてるからっ。
「我の背に乗って飛ぶのはどうじゃ? 船は嵐の中進めずとも、我は風など関係なく空を飛べるぞ?」
確かに……!
「およしになったほうがいいかと。ヘル・インフェルノ女囚監獄は、専用の船以外が近くを通りかかると、問答無用で打ち落としてきますので」
……なるほど。特定の人物以外は、寄せ付けないような防衛システムになってるのか。
飛んで行くも駄目。となると、天気が回復するのを、待つしか……ないかぁ。
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