240.一方マーキュリー
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
《マーキュリーSide》
一方、マーキュリーはというと……。
祖母マーリンによって、ヘル・インフェルノ女囚監獄へと一足先に飛ばされていた。
「だしてぇえええええ! だしなさいよぉおおおおおおおおおお!」
マーキュリーは現在、普段着てるものを全部没収されている(杖も)。
いつもの眼鏡だけは着用を許された。
囚人服はしましまワンピース、しかも、ぴっちりしてる。
体のラインがはっきり見える代物だ。リーフが見たら即座に倒れるだろう。
「くっそ! 出せ-! あたしは何も悪いことやってなーい! だしやがれー!」
「うるさいぞ貴様ぁ……!」
看守が近づいてきて、持っている棍棒で、檻を叩く。
ヘル・インフェルノ女囚監獄の看守は、当然、女子だ。
しかもとびりきりの美女である。
この鋭い目つきに、ショートカット、さらに超ミニスカ看守服を来ているのが、カシュー。
ここ、ヘル・インフェルノ女囚監獄、第一階層の看守である。
「ちょっとあんた! カシュー! あたしをここから出しなさい! あたしは何も悪いことしてねーっつの!」
「ふん。貴様はマーリンどのを侮辱した罪で、投獄されている」
「はぁ? ばーさまを侮辱?」
「陰で口の五月蠅い婆だの孫をかわいがれよクソ婆だのと言っていたそうだな」
「ぎくぅ……!」
……確かにマーキュリーはマーリンに悪口を言ったことがある。
「で、でもだからって……ヘル・インフェルノ女囚監獄に入れることないんじゃ……ここって、ヤバい悪女しか入れられないんでしょ?」
「そうだ。ここ、ヘル・インフェルノ女囚監獄は、世界中の大悪女が収監される。ここに入るということは、それだけ重い罪を、貴様が犯したということだぞ、マーキュリー」
ぐぬぬ……とマーキュリーが歯がみする。
確かにマーリンは今もなお、各地に影響力を残す、世界を救った大魔女のひとりだ。
そんなマーリンを侮辱したのだ。ここに入れられるのは……しょうがない。
「って、納得できるわけないでしょぉおおおおおおおおおお!」
【☆★おしらせ★☆】
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