236.いつも通り
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
ミーメイさん止めないと。
でも闘気使いかぁ。
肉体を強化し、ミーメイさんが襲いかかってくる。
僕も身体強化薬を調剤し、対抗しないと……。
「せええい!」
僕が調剤のモーションに入るより早く、ミーメイさんが間合いに入り、拳を放ってくる。
拳が振われる。
ぼっ……! と、音がおくれて聞こえてきた。
『音がおくれて!? 何という早さ……!?』
タイちゃんが驚く。でも……え?
音がおくれるタイプの攻撃の、どこに驚く要素があるんだろう。
すかっ、と僕は普通に拳を、スウェーで避ける。
「『なにぃ!?』」
タイちゃん、そしてミーメイさんも驚く。
そんな彼女のあごめがけて、掌底を放った。
「くっ……!」
ミーメイさんはバク宙することで、僕の攻撃をギリギリかわす。
そして、距離が空いたところで、僕は身体強化薬を調剤。
「せや!」
僕は握った拳で、ミーメイさんのがら空き胴体に一撃を食らわせる。
「がはぁ……!」
彼女はものすごい勢いで後ろへとぶっ飛んでいく。
やがて、壁に激突。
どごおん!
……ミーメイさんはその場でぐったりとする。
ふぅ~。
『あ、主よ……何をしたのじゃ……?』
と、タイちゃん。あれれえ?
「目で追えてなかったの?」
『う、うむ。正直速すぎて、なにがなんだか。きづいたらミーメイが吹っ飛んでいたのだ。何をしたのだ?』
「え、ただミーメイさんの拳のタイミングをにおいで計って、避けて、反撃しただけだよ?」
愕然とした表情になるタイちゃん。あれれ?
「どうしたの? 僕なにか変なことした?」
『むしろおぬしが変じゃあ無いことしてない日なんてないが!?』
そうかな?
どうだろう。
『においでタイミングを計るとはどういうことだっっ?』
「言葉通りの意味だけど。ぼく……目より鼻が良いからさ」
『なるほど……体臭で距離を測ったのか。においが近づいてくるからよけると』
「え、筋肉を動かす際に消費される化学物質の匂いを嗅ぎ分けただけだけど?」
『理解不能理解不能理解不能じゃあああああああああああ!』
「あれぇ、それくらい基礎教養ではないの……? 薬師なら知ってて当然だよ、薬学」
『おぬしのそれ! 薬師の領分越えまくってるんじゃぁああああああああああい!』
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
新作の短編投稿しました!
タイトルは、
『悪役勇者が今日もパーティから有能な人材を追放する訳〜魔王を倒した勇者、平和になった世界を旅しながら、パーティで不要となった人材を拾い育てる。今更俺の価値に気づいても遅い、そこに俺は居ません』
広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!
リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。
https://ncode.syosetu.com/n0148jw/